便秘解消に下剤を使わない安全な成分~ビタミンC~
- 2016/2/15
便秘で悩んでいる女性は、即効性から便秘薬を選びがちです。
食生活や運動も含めて根本的な改善が出来ないと、ずっと便秘薬を使わなくてはいけない状態になります。
そして便秘薬に頼るのは気持ちの問題だけではなく、排泄する力がなくなっていくので便秘薬がないと出せないという事もありますね。
人間の体は「慣れる」傾向が強いので、同じ便秘薬では効果がなくなります。
スッキリ出来ないと、「もっと強力な便秘薬が必要」と思って、薬を変えるのですが、それにすら体が慣れてしまって下剤中毒の様になってしまいます。
便秘のそもそもの原因は次の様になっています。
・運動をしない事から腸のぜん動力が低下する
・女性は腹筋の力が弱く押し出す力も弱い
・過度な油抜きダイエットで腸内の便の滑りが悪い
・食物繊維が圧倒的に足りない
・便秘で苦しいと食べないから余計に出ない
・水分が足りない
・病気として大腸に問題がある
・腸内細菌が足りなくなっている
以上の原因に思い当たることがあれば、そちらを先に治す事で便秘解消はしやすくなります。
下剤に頼ることもなくなるでしょうし、キリキリとお腹が痛む感覚もなくお通じが出るとストレスも感じませんね。
ただ、根本的な原因を解決するには時間がかかるので、今すぐお腹の張りを何とかしたいと言う時は、下剤ではなく別のものを使用します。
実は、美容効果の高いビタミンCは1回に3,000mg以上を摂取するとお腹がゆるくなる傾向が出ます。
個人差はありますので、量の微調整は必要ですが、下剤より遙かに安全ですよ。
ビタミンCは水溶性ビタミンの一種で、水に馴染みやすい性質を持っています。
体の中で余ったビタミンCは尿と一緒に排出されてしまうので、過剰摂取による健康被害はないと言われています。
唯一、過剰に摂取して体に出る影響が、お腹がゆるくなる状態なのです。
そこで便秘が苦しくてどうにもならないときの必殺技として、ビタミンCを多めに飲むことをオススメします。
注意点が1つだけありますので、これをしっかり覚えて必殺技を使うかどうか考えて下さい。
生理の時はビタミン点滴をしたり、ビタミンのサプリメントを飲むと月経量が増えやすくなってて、体質によっては貧血になる恐れがあります。
生理の時には便秘解消が出来る人も多いですが、PMSから便秘に苦しむ人もいて生理の時に一番お腹が張るという話も聞きます。
そのタイミングで大量のビタミンCを飲むのは避けて下さい。
便秘は解消できても月経過多や貧血で寝込むことにもなりかねませんし、会社や学校まで休むことになるので気をつけて使って下さい。