パリに飽きたら…南フランス、プロバンスを旅しよう!
- 2016/8/31
皆さんはフランスと聞いてまず一番頭に浮かぶのはパリではないでしょうか?
確かにパリは人々を魅了してやまない街です。モードにアート、ガストロノミー、街を行きかうお洒落な人々、建物だって絵になります。
でもちょっとそんなパリを離れてフランスの田舎を旅してみませんか。
フランスはパリ以外にもまだまだ美しい街が沢山あります。今回はその中でもフランス人達も愛してやまないプロバンスの小さな街を紹介してみたいと思います。
フランスにはフランスの最も美しい村と呼ばれている155の村があります。
そのうちのひとつにあげられている、
Les Baux De Provenceレ・ボー・ド・プロバンス
レ・ボーとはプロバンス語で岩だらけの屋根という語源から来ています。見渡す限り石灰岩でできた山々やごつごつした岩場、永遠に広がるオリーブ畑とブドウ畑しかありません。その標高250Mを登って行くと村に到着。レストラン、お土産屋さんが犇めいています。そして絵画好きのひとには是非お勧めの場所、街から歩くこと10分の所にCarrières de Lumières(光の採石場)があります。ここは採石場地を利用した絵画映像と音楽を駆使した巨大美術館。今年のテーマはシャガール。その鮮やかな色使いと響き渡る音を身体で感じることができます。
St remy de provence サン・レミ・ド・プロバンス
このレ・ボーから車で10分の所には、あの占星術師ノストラダムスの生地サン・レミ・ド・プロバンスがあります。画家のヴァン、ゴッホが1889年の5月から約1年、サン・ポールド、モソル精神病院に入院中143点もの作品を描いた場所としても有名です。
アルル、アビニヨンも車で20~30分程
アルルでの見どころは円形闘技場、夏から秋にかけて闘牛のイベントがたくさんあります。そしてゴッホ好きには欠かせないエスパス・ヴァンゴッホなども。
街中ではゴッホが実際写生した場所を見ることもできます。
アルルから40kmの所には有名なユネスコ世界遺産のPont du gard/ポンドゥギャール
1世紀にローマ人により造られた高さ49mもの世界で一番高い橋です。その見上げる巨大な橋に圧倒されること間違いなし。アビニヨン、ニームからバスも出ています。
公式サイト:http://pontdugard.com/jp
Roussillon/ルシヨン
アビニヨンから車でさらに東に向かうこと1時間。フランスの美しい村に選ばれている赤橙色の街ルシヨンがあります。顔料として使用される黄土が豊富な街で有名です。街中もすべてサーモンピンク色でいちいち可愛いのです。
Abbaye Notre-Dames de SENANQUE/セナンク修道院
ゴルドのすぐ近くにあるセナンク修道院は1148年に創立したのち1150年より修道院となっています。ここのラベンダー畑も必見です。
公式サイト:http://www.senanque.fr/
Camargue/カマルグ湿原地帯
アルルをさらに南下していくと生物圏保護区としてユネスコに登録されているカマルグ湿原地帯があります。世界的に有名なフラミンゴの生息地。
何もないけれど、自然が大好きな人にはお勧めの場所です。
素敵なところが多すぎて全部紹介できないのが残念ですが、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。サイト:http://jp.france.fr/ja/discover/57864
プロバンスを訪れるベストシーズンは4月から10月です。
夏でも朝晩は冷え込むこともあるので、温かい恰好も忘れずにお持ちくださいね。