韓国の結婚文化と国際結婚について
- 2016/10/13
今回は韓国における結婚の文化と国際結婚について書きます。
― 結婚の時期
基本的に年齢は日本と同じく遅れてきています。
特に男性は兵役が2年半ほどあるため、就職は女性より遅いのです。
― 結婚前の同棲は基本的にノー
保守的な韓国人にとって同棲したことがある=「家の恥」という考え方が強いでしょう。
特に女性は同棲したことがあっても隠すべきものとされます。
― 結婚の準備
基本的に男性は家を用意し、女性はその家の中のものを買う習慣があります。(家電や家具を買う)
ただ、女性より就職が遅い男性が家を買うとなるとおそらく30代のうち結婚は難しいでしょう。
なんと、韓国では「ジョンセ」というシステムがあり、大きいお金を大家さんに預け、その間は家賃を払わずに住めるのです。ただ最近はジョンセよりウォルセ(月々の家賃を払うこと)を好む大家さんが増えてきてるといわれています。
― 結婚の流れ
お二人が結婚すると決めたらお互いの両親を招待し、お食事やお茶をします。そのことを「サンギョンレ(상견례)」と呼びます。
問題はサンヨンレの後、分かれるカップルが多いことです。
親の意見に大きく左右される韓国人は、親が気に入らないなどで別れたというカップルをたくさん見てきました。
後は、ホンスのことで別れるカップルがほとんどでしょう。ホンス(婚需)とは婚礼家具のこと。
男性が家を用意するため、女性はそれなりの家具や家電を用意しなければいけないのですが、結婚前にカップルで見に行ったりするとき、一番けんかが多いといわれています。
そのけんかが原因で別れるカップルもたくさん見てきましたし、ドラマでもたくさん扱われています。
女性の学歴と地位が高くなるにつれ、結婚できない男性もたくさん増えました。特に、地方で農業に従事する男性がほとんどです。
韓国人女性は多くは大学まで出て農業に従事する男性と結婚したがりません。(わたしも同じ考えを持っています)
韓国では農業は基本的に儲からない&大変という認識が強いからです。よって農村の男性たちが選んだのは国際結婚なのです。
地方でこのような広告をよく目にします。「ベトナム処女と結婚」初婚、再婚、障害があってもOK。
にゃんままが聞いた限り 費用は100万円ほど。ベトナムに渡り、事務所から案内されたお部屋にいくと、綺麗なお洋服を着た若いベトナム人女性たちが10名ほど入ってくるそうです。
そのうち1人を選び、その後一晩を一緒に送り、韓国に連れてくるんだそうです。高額の手数料を払ってつれてきた新婦さんとの言葉の壁や文化の違いで苦労する夫婦がたくさんあり、社会問題と認識されました。韓国政府はこの家庭を「多文化家庭」と呼び、生活補助や移住女性のための教育支援もしています。