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年々増えているペットを巡る訴訟問題
- 2017/4/3
○ペットは可愛い家族!…でも他の人からは?
昨今ではペットを飼っている家庭が非常に多く、その殆どが犬と猫です。
帰ってきてその愛くるしい姿を見ると疲れも吹き飛ぶほど可愛いペット達。
しかし間違った飼い方の末、他人を傷つけ訴訟になるケースが増えています。
ペットを飼っていたら他人事とは思えない訴訟問題。
今回はそんな訴訟問題とその対策についてご紹介します!
○数千万もの高額な賠償金!
犬の場合が多いですが何か問題を起こした結果、数十万~数千万にも上る高額な賠償金を請求されるケースが増えてきました。
例としてはリードに繋いでいた犬が離れてしまい人を襲って転倒・死亡させてしまい、飼い主には5400万もの賠償金の支払いが命じられました。
また以前話題になった有名芸能人夫婦の飼い犬の訴訟問題でも1700万の支払い命令が出ています。
死亡とまでいかず怪我だけでも数十万~数百万、障害が残るような怪我の場合は数千万の賠償金となるのも珍しくありません。
○吠え声だけでもNG!
人を噛んだり直接傷つけなければ大丈夫?そんなことはありません!
実は犬の場合吠え声だけでも賠償責任を取らされる場合があるのです。
例としてリードに繋いで散歩させていた犬が通行人に吠えて転倒させ怪我をした場合、飼い主は賠償金を支払わなければいけない可能性があります。
このように直接傷つけなくても、その吠え声だけで訴えられる可能性は大いにあるのです。
噛む・飛びつくと言った事なら大型犬だけが訴訟の対象になるのかと思いがちですが、吠え声で訴えられる場合は犬の大きさは関係ありません。
また無駄吠えの躾が出来ていなく、断続的に吠えてしまう犬はその騒音から訴えられる可能性もあります。
○じゃあ庭に繋いでいればOK?
では犬を飼う際は散歩中には吠えさせず、あとは家の敷地内に繋いだり家の中に入れて置けば大丈夫なのかと言うとそれも違います。
よくあるのは家に来た作業員を庭に繋がれていた噛んでしまうケースです。
敷地内であっても他人に怪我をさせないように、飼い主は注意をしなければいけません。
実際に作業をした会社から訴えられたケースもあります。
家の中でも同じように、来客に噛みつけば訴えられる可能性もあります。
飼い主はいつどんな時でも犬を管理する義務があるのです!
○猫は平気!……ですか?
猫なら平気!だって犬みたいに噛みついたりしないもの!
と言うわけでもないのです。
猫を放し飼いにしている場合、多くの猫は外で糞尿をしてしまいます。
猫の糞尿はとても臭く、その臭いから訴訟になるケースも多くあります。
また放し飼いにした猫が他所の家で糞尿、爪とぎをして家屋を傷つけ訴訟になるようなこともあります。
訴訟問題は犬だけの問題では無いのです!
○じゃあどうすれば良いの……?
犬の場合は外飼いの犬なら犬舎や係留している鎖の劣化具合を毎日チェックすること。
逃走しないよう細心の注意を払い、外からも子供などが簡単に犬に触れるようにしないことが重要です。
また室内飼いの犬ならクレートトレーニングをすること。
そうすることで来客時にはクレートで落ち着いて過ごすことができます。
クレートトレーニングは災害時に非常に重要になるので全ての飼い犬の必須事項とも言えます。
散歩中は決してリードを離さず他人や他犬に吠えないように小さな頃から躾けるのが大切です。
自分自身だけでは難しい場合はドッグトレーナーなどプロの手を借りることも検討しましょう。
また万が一の事態に備えて自身の保険の特約などをチェックし、ペットが他人を害した場合などの保険にも加入しておくことをオススメします!
猫の場合は完全室内飼いが猫の為にも、人の為にも1番良い形だと思います。
いかがでしょうか?大切な家族を守るためには日頃の躾と備えが必要です!
万が一のことがおきないよう、愛情を持って正しくペットと接しましょう。