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子どものかんしゃくには、尾木ママになるべし<その1>
- 2015/9/10
晴れても雨でも嵐でも 育児は続くよどこまでも
子どものかんしゃくには、尾木ママになるべし<その1>
誰だって怒りたくない! 子どもを叱る難しさ
我が家には5歳と2歳の子どもがいます。下の子は、かんしゃくまっさかり。全てを「いやだ」と一刀両断する「魔の2歳児」です。子どものかんしゃくは強烈。いったん「いやスイッチ」が入ると、大声で泣きわめき、止まりません。諭すように言っても駄目。きつめに言っても駄目。子どもに負けまいと大声を出したら、火に油を注いで更に号泣。泣きたいのはこっちだ、と途方に暮れる。幼児のいる家庭では、毎日繰り返される一コマです。
我が家の2歳児も、毎日ノルマがあるんじゃないかと思う位、かんしゃく玉を爆発させています。そこにマシンガントークの5歳児まで加われば、修羅場の完成です。
こんな時、事態をどう収拾させるか。よく言われるのが、「怒るのではなく、叱る」。感情に任せて怒っては逆効果で、理解をうながすように言って聞かせる、つまり叱るべし。冷静に、何が悪いかを簡潔に伝えること。そうですね。頭では理解できますよ。それができるのが一番でしょう。でも、それができないから苦労するのです…。
言うことをきかない子ども、泣き叫ぶ子どもに対抗しようと、自分の口調も強くなっていく。優しく諭そうと思っても、金切り声でわがままを言われたり、逆切れされたり、叩かれたりするうちに、堪忍袋の緒はぷつりと切れて爆発してしまう。自分が壊れてしまいそうで、寝室にこもって鍵をかけ、子どもが泣いてドアを叩いてもイライラが収まるまで布団をかぶって丸くなっていたこともありました。
その口調の裏側に
子どものかんしゃくに頭を悩ませていた私を救ったのが、偶然テレビで見かけた尾木ママの言葉でした。
尾木ママこと、尾木 直樹さんは、独特の柔らかい口調の持ち主です。しかし元々は、指導の際に「お前は何をやってるんだ!」と声を荒げていたそうです。ところが、強い口調で話しても生徒は返って心を閉ざしてしまう。そこで、なるべく優しく語りかけるようにしたところ、子どもたちが自分の言葉に耳を傾けてくれたのだそう。上手くいったので大げさな位ソフトに話すようになり、それを繰り返すうちに、現在のママ口調になったと語っていました。
尾木ママ曰く、「何か悪さしたら、『どうしたのぉ~?』って言ってごらんなさい。子どもたち、聞いてくれるわよ~」。ニコニコと語る姿を見て、本当にそんなこと効果あるのかな…、と半信半疑になりましたが、当時は藁をもすがる気持ちだった私。物は試しでやってみることにしました。
(作成:東さちよ)
子どものかんしゃくには、尾木ママになるべし その2 に続く