郷土料理かんたんレシピ「カリ・プーレ」
- 2017/3/6
現在まだまだレユニオン島自体日本ではあまり知名度が高くはありませんが、今回はレユニオン島の郷土料理の一つである“カリ・プーレ”のレシピをご紹介致します。
日本で手に入る食材で簡単に作れる上に、ボリュームたっぷりなので力をつけたい方、食欲旺盛な男性にお勧めの一品です。
そもそも“カリ”って何??
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カリ(cari)とは 、インドのタミル地方(レユニオン島にはこの地方にルーツを持つ人も多い)由来とされるレユニオン島独自の炒め物を指して使われる名称です。
しかし実際現地では炒め物全般をカリと呼ぶ人も多いですね。インドと言うと皆さんやはりカレー等のスパイシーで香りの強い料理を思い浮かべられるのではないかと思いますが、ご想像の通り香辛料を使います。下記では詳しい材料を説明して参ります。
まずは材料
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[4人分]
・鶏肉(骨付きもも肉)1,2㎏
・赤玉ねぎ2個(小)
・にんにく4個(4片ではなく丸のままのにんにく4個)
・トマト(細長いイタリアントマトが望ましい)8個
※トマトはよく熟れたものを選ぶこと
・タイム(一枝分)
※生が望ましいが無ければ乾燥タイムでも可
・ターメリック(小さじ1杯分)
・塩、コショウ少々
・サラダ油
野菜をカットする
まずは玉ねぎ、にんにく、トマトを切ります。
基本的にニンニクはみじん切りに、玉ねぎ、トマトは半分に切ってへたを取り除いたあとに出来る限り薄くスライスしていきます。これらの野菜はカリのソースとして使う部分ですので出来る限り調理時間を短縮する事を考えると、全てみじん切りにするのも有りかと思います。
アツアツに熱した多めの油で
続いては鶏肉です。鶏肉は皮つきのもも肉を使います。
まずは大きめのフライパンまたは中華鍋に多めのサラダ油(お玉一杯分くらい)を入れ、しっかりと熱します。油が温まったら鶏肉を皮の部分を下にしてフライパンに入れ、塩、コショウをふり、次ににんにく、タイムも一緒に入れます。両面がこんがりときつね色になるまでしっかりと焼き上げます。皮をカリカリに焼くのが美味しく作るコツです。
焼きあがったら一旦フライパンから取り出し、キッチンペーパーの上に置いて余計な油を取り除きましょう。
ソースを作る
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ここでソースを作っていくのですが、まずフライパンに大匙1杯分ほどの油をひき熱しておきます。
油が熱くなったら、最初に刻んでおいた玉ねぎをあめ色になるまでしっかりと炒めます。玉ねぎが炒め上がったらさらにトマト、塩、こしょうを入れペースト状になりある程度酸味が抜けるまでよくかき混ぜながら煮詰めていきます。
煮詰まったところで小さじ一杯程度のターメリックを入れ、好みに応じて更に塩、コショウで味を調えます。
味が調ったら先ほどの鶏肉をソースの中に入れさっと絡めた後に火を止めます。
あとはお皿にアツアツの白ごはんをよそい、その上にカレールーの様にかけて出来上がり!ごはんもタイ米の様なパラパラとした細長いタイプのお米を合わせると尚良いです。
さて、このカリ・プーレのレシピいかがでしたでしょうか?意外と日本に有る食材で簡単に作れるものなのです。このカリをメインにあとはサラダとコンソメスープを加えるだけでお手軽に栄養バランスの取れた食事の完成です。
トマトには美肌作用の有るリコピンが豊富ですし、お肌のコラーゲンを生成するのに欠かせない栄養分の一つであるタンパク質も鶏肉からたっぷり取り入れる事が出来ろので、美容に人一倍気を使っている方にも是非お試しいただきたいレシピですね