本場の美味しいチーズフォンデュを食べる
- 2017/3/10
三寒四温を繰り返し、徐々に春の訪れを身近に感じてきましたが、まだまだ暖かい食べ物が恋しい季節ですよね。そんな時にお勧めなのがチーズフォンデュです。チーズフォンデュ発祥の地はスイスで、冬の家庭料理として親しまれています。筆者も何人かのスイス人の家族にお手製のチーズフォンデュを振舞ってもらったのですが、さすが家庭料理、その家庭ごとで味が全て違います。今回はスイスの一般的なチーズフォンデュの作り方を紹介します。
美味しいチーズフォンデュの作り方
【材料(4人分)】
ニンニク 2片 (みじん切り)
白ワイン 400 ml
グリュイエールチーズ (Gruyere) 800 g
コーンスターチ 小さじ4
チェリーブランディー おちょこ1杯ぐらい(お好みで)
胡椒 少々
ナツメグ 少々
パン(バケット、フランスパン)500〜800g (食べやすい大きさに切る)
【作り方】
1.フォンデュ鍋の内側に刻んだニンニクをこすり付けます。
2.白ワインと細かくしたチーズとコーンスターチを混ぜ合わせ、そしてチーズを溶かします。中火でチーズを焦がさないように混ぜ続けます。
3.チェリーブランディーを加えて、フォンデュに胡椒とナツメグで味付けをします。
4.ホットプレートの上などで中火の暖かさを保ったまま、角切りにしたパンにチーズをつけてお食べください。
*子供がいる家庭ではワインやチェリーブランディーの代わりに牛乳を入れてお楽しみください。
このレシピを見てお気づきかもしれませんが、スイスの伝統的なチーズフォンデュにはブロッコリーやジャガイモなどがありません。日本のチーズフォンデュでは野菜を入れたり、肉と一緒に食べたり、チーズの味もトマト味やカボチャ味などたくさん種類があるとスイス人に言うと大変驚かれます。チーズフォンデュの発祥の地はスイスですが、日本では様々なチーズの味を試み、野菜とも組み合わせ、新たなチーズフォンデュをレストランでは作り出しているようです。次は筆者の彼氏のスイス人も納得した日本で本格的なチーズフォンデュが食べられるレストランを紹介します。
スイス人も納得の日本のチーズフォンデュのレストラン
北海道札幌市にある「ケルン本店」ではスイスのグリュイエールチーズを100%使用しています。またスイスと気候が似ている北海道で作られた珍しい日本のグリュイエールチーズを楽しめるコースもあります。私たちはアイガープラン(4980円)というコースを注文しました。それは 前菜、サラダ、グリュイエールチーズフォンデュ(パン、季節の野菜)、メインディシュ、デザートがあり、選べるワインも付いてきます。スイスのグリュイエールチーズ3種類か、日本のグリュイエールチーズかが選べて、私たちは日本でしか食べられないトマト味に挑戦してみました。伝統的なチーズフォンデュに慣れ親しんでいるスイス人の彼氏には、いささか冒険的な試みでしたが、トマト味のチーズフォンデュをとても気に入ってくれたみたいです。筆者も日本で幾つかチーズフォンデュのレストランを訪れたのですが、ここのレストランは格別で、スイスのあのチーズフォンデュの味が味わえて、尚且つ日本独自のスタイルが混じり絶妙なバランスになっています。是非お勧めです。ウェイター
さんはとても親切で、スイスの話を織り交ぜながら料理の説明をしてくれます。最後に鍋についたチーズのお焦げも綺麗に取ってお皿にのせてくださいました。チーズのお焦げはすごく美味しいですよ。スイスでももちろん最後のお焦げを美味しくいただきます。また、ケルン本店では予約時に記念日だと告げると写真を撮ってくれてフレームに入れて手渡してくれます。サービスに心が行き渡り、とても暖かいお店です。
チーズフォンデュの罰ゲーム
みんなで楽しく和気あいあいと食べるチーズフォンデュ。実は罰ゲームがあることをご存知でしょうか?スイスではパンをチーズの中に落としてしまうと罰ゲームになってしまうのです。地域によって多少違うのですが、パンをチーズの中に落としてしまった人はパンツ一枚だけで雪の中に埋められるか、自ら雪の中へ飛び込むそうです。。。皆さんもチーズフォンデュを楽しんでくださいね!
ケルン 本店
〒064-0804
北海道札幌市中央区南4条西5-1 札幌東急REIホテル レストランプラザ札幌B1
TEL: 011-521-0305
http://sapporo-steak-honten.jp