インスタグラムが火付け役 エスプレッソ・トニック

  • 2017/4/5

異なる二つの食材や飲料をミックスして新たなものを作り出す、ということに抵抗のある人も多いでしょう。しかし、ソーシャル・ネットワークを通して新しいものはあっというまに世界中に普及する昨今、新たなブームが生まれました。それが「エスプレッソ・トニック」なのです。

コーヒーは、それだけを飲んでも充分おいしく奥の深い飲料です。ミルクと合わせて飲んだり、カクテルになったり、ティラミスのようにお菓子に使われたりとコーヒーはすでに我々の日常生活の一部になっています。そして、コーヒーを愛する人にとって、コーヒーという名を冠した新しい飲み物や食べ物を生み出すことは、飽くなき関心事であるようです。ここ数年でも、珍妙なコーヒーが次々に生み出されてきました。

アメリカで生まれた「カボチャコーヒー」。カボチャの種を炒ってコーヒー豆のようにし、煮出すコーヒーだそうです。
韓国で生まれた「メレンゲコーヒー」。コーヒーの上に、かなり固めのメレンゲがしっかりと乗っています。
アメリカで生まれ、日本ではダイエットに効くと大流行した「バターコーヒー」。
これらに続いてソーシャルネットワークで大流行しているのが、「エスプレッソ・トニック」なのです。

コーヒーに関しては断然保守的なイタリアでは新聞記事くらいにしかなりませんが、この「エスプレッソ・トニック」はオーストラリアから北欧、南米でも大人気となっています。
もはやカフェイン中毒といってもよいくらいコーヒーが大好きな人たちによって開発され続けるコーヒー飲料ですが、「エスプレッソ・トニック」は作り方も至って簡単。文字通り、エスプレッソ・コーヒーにトニック・ウォーターを混ぜるだけです。

ソーシャルネットワークで、「エスプレッソ・トニック」や「コーヒー・トニック」のタグをたどれば、あっというまに数十枚の写真を見ることができます。
最初は、エスプレッソコーヒーが使われていたためこの命名になったのですが、最近ではアメリカン・コーヒーと炭酸水を混ぜる人も多いようです。
基本は、トニック・ウォーターとコーヒーの割合が3:1であること。氷がたっぷり入った大きめのグラスに、炭酸水を入れエスプレッソを加える。最近はとくに、柑橘系のトニック・ウォーターがよく使われるのだとか。

イタリアの新聞では「あまりに奇抜な」と表現されていましたが、さらにイタリア人が驚いたのは、この「エスプレッソ・トニック」は家庭で個人が楽しむものにとどまらず、世界中のバールやレストランでもメニューに加えられ大流行しているという事実です。
東京やパース、ストックホルムやウィーンで注文された「エスプレッソ・トニック」が、まるでティータイムの紅茶や食前酒のような気軽さで注文され、写真を撮られ、ソーシャルに掲載されているのです。見た目が美しく、絵になる飲み物だからでしょうか。
ヴァリエーションは増加の一途をたどっており、トニックにローズマリーやオレンジピールなどが飾られて、さらなる人気を勝ち得ています。

酸味のあるトニック・ウォーターと、苦みのあるエスプレッソは果たして相性がいいのか。
これは初めて味わった人には明快に「イエス」とも「ノー」ともいえない微妙なものだそうです。
しかし、ミックスドリンク好きにはたまらない一品とのこと。

ところでイタリアでは、民間療法のひとつに「コーヒーにレモンを入れる」というのがあります。これは頭痛に効くと言われていますが、まずさも天下一品で有名です。
解説によると、ぬるま湯にレモンを数滴垂らしたものを一日に3回ほど飲むだけでも頭痛は軽減するそうです。また、エスプレッソだけでも朝の頭痛にはかなり効くと言われています。この二つを混ぜるのはちょっと勇気がいりますが、「良薬は口に苦し」で試してみてはいかがでしょうか。

<参照元>
https://goo.gl/K9UNj4
http://macaro-ni.jp/29004
https://goo.gl/axvB0J

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