身近にある、あの食材が入浴剤に

  • 2015/10/13
入浴剤

太古の時代からゆたかな「水」に恵まれている日本。

清潔好きで知られる日本人にとって、毎日お風呂に入るのは、身だしなみのためでもありますが、一方では疲れをとるための大切な習慣といえます。

今でも、一年で一番日の長い夏至は、「菖蒲湯」に入り、年間を通じてもっとも日が短い冬至は、「ゆず湯」につかります。季節を肌で感じながら、同時に「無病息災」を祈っているのです。ギリシャ神話やスーフィーの物語でも、泉で水浴びをする女性や、神事の前に身を清める場面は繰り返し登場しました。

入浴は、体を洗う目的だけではなく、ささやかな儀式のような役割なのかもしれません。

とはいっても湯船に、菖蒲やゆずを入れるのは一般的ではないとおもいます。映画さながらの、薔薇のはなびらの湯も非現実的ですし。けれども、わざわざ時間とお金をかけてスペシャルな用意をしなくても、キッチンにある身近な食材でバスタイムが充実しますよ。

①日本酒

米でつくった酒であれば、燗冷ましのものでかまいません。できれば「辛口」よりも「甘口」が適しています。

有吉佐和子の小説に、化粧水のかわりに日本酒で肌の手入れをしている女性が出てきますが、いくつになっても、きめがこまかく「シミ」や「そばかす」がまったくない素肌の美しさの描写が印象的でした。

むかしの芸者さんも「お座敷」で余った酒を持ち帰り、湯船に入れていたそうです。このエピソードから日本酒が、血行促進や美白効果に優れていたのがわかります。もちろん、化粧水として使用してもよいのですが、湯船に入れると顔だけではなく胸やおなか、足の先まで日本酒の成分がいきわたります。

ただ、アルコールに弱い体質の方は酔ってしまうのでじゅうぶん注意してください。

②塩

発汗作用があるため、ダイエット中の方にはとくにおすすめです。皮膚表面のいらない角質が剥がれやすくなるので、背中や胸にニキビができやすい体質が改善されるかもしれません。

お母さんのおなかの中で赤ちゃんが浮かんでいる羊水は、原始地球の海水とおなじ塩分濃度だったという説があります。そう考えると塩はとても神秘的ですね。

入浴剤として使うのであれば、調味料として店頭に並んでいる「食塩」ではなく、精製されていない荒塩を選びましょう。生傷があれば沁みるかもしれません。なお、しもやけがひどいときも多少沁みますが、即効性があります。

③重曹

夏場におすすめです。清涼感があり、さっぱりしているので汗ばむときの気分転換としても。重曹は、しつこい汚れを簡単に落とせるので、掃除に使うケースが増えていますが、入浴剤としても優秀です。重曹湯につかると石鹸を使わなくても、じゅうぶんに全身がすっきりします。

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