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いい本屋にはいい本がある!おすすめ・本屋の本
- 2015/5/19
みなさんにはお気に入りの本屋がありますか?駅前の品ぞろえ豊富な大型店舗、近所のなじみのお店、行けばいい本が見つかるセンスのいいお店…本屋には様々な個性があります。私たちに安らぎと好奇心を与えてくれる本が並ぶ本屋さん。そんな本屋・書店についての本も、たくさん出版されているのです。今回は、その中から5冊の本を紹介します。
・「世界の夢の本屋さん」 清水玲奈 エクスナレッジ
海外の本屋さんには、インテリア、看板、ショーウィンドウ、ディスプレイなど見所がたくさんあります。ニューヨーク、ロンドン、パリ、ブリュッセル、ローマ、ミラノ、アムステルダムなど、おしゃれな10都市のセンス溢れる33件を紹介しています。美しい写真で、見ているだけで楽しくなる1冊です。現在、第3弾まで出版されています。
・「復興の書店」 稲泉連 小学館文庫
2011年3月11日の東日本大震災は、ただでさえ「街の本屋」が消えつつあった東北地方の書店関係者を悲観させました。岩手、宮城、福島の3県で、全書店の9割にあたる391ものお店が被災したのです。3月22日、仙台の一部の書店が営業を再開させました。流通が止まっているため、商品は震災以前のものでしたが、開店前から行列ができ、パズル誌、中古車情報誌、お礼状の書き方の本など、あらゆるジャンルの本が買われていきました。再開した多くの店舗で、活字に飢えているとしか言いようのない人々の姿が目撃されたのです。本はただの「情報」ではなく、人々にとって「生活必需品」だった、と実感した出来事でした。
・「なぜ本屋に行くとアイディアが生まれるのか」 嶋浩一郎 祥伝社新書
「この本のタイトルはまさしく私!」という人は、意外に多いのではないでしょうか。著者は、書店経営もするクリエイティブディレクターです。本はきれいに読むものではなく、書き込んだり、はたまた読まなくてもいい、とも述べています。その真意はいかに。本屋の歩き方5か条や、いい本屋の条件も参考になります。
・「本屋図鑑」 本屋図鑑編集部 夏葉社
商店街の小さな本屋、大学の生協など、全国65軒の本屋さんを紹介しています。1軒ずつ取材したからこそ分かる、細かいきれいな描写が特徴的です。この本を読んでいると、まるでその本屋さんにいるかのような錯覚に陥る、わくわくする本です。続編で「本屋会議」も出版されています。
・「書店員が本当に売りたかった本」 ジュンク堂書店新宿店 飛鳥新社
2012年3月31日に、ジュンク堂書店新宿店は閉店しました。「どうせなら最後に自分たちが本当に売りたい本に、手描きPOPをつけて売ろう!」というフェアは、ネット上を中心に大きな話題となりました。書店員の熱い想いが込められたPOP、本がどんどん売れてスカスカになっていく棚、閉店時刻ギリギリまでお客さんであふれかえった店内の様子など、たくさんの写真で紹介しています。