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足指じゃんけんやってみよう
- 2015/5/19
毎日あれこれ動いていれば、どうしたって足は疲れます。立ち仕事の人ならばむくみがひどくて大変なことも多いでしょう。立ち仕事ではないけど足が疲れやすくて長く歩けないなんて人もいますね。そんなすべてを一気に解消とはいきませんが、地道に続けることで効果が出てくる方法があります。それが足指じゃんけんです。
人間の体は皮膚の下を筋肉が覆っています。筋肉なんてないようなところにも筋肉はあります。でないと体を動かすことはできません。足の指にももちろん筋肉はありますが、足の裏にも筋肉があるんです。この足底筋という筋肉が弱っていると足の裏はクッションがないような状態になってしまいます。結果歩くと体に負担がかかりすぎ、足の裏や足全体、腰や背中まで痛くなってしまうのです。
筋肉は鍛えることで強くなります。けれど足の裏の筋肉をどうやって鍛えればいいでしょうか。その最適な方法が足指じゃんけんなんです。やり方自体はとても簡単で、いつでもどこでも靴が脱げればできます。けれどこの足底筋が弱っていると、足指じゃんけん自体ができないのです。
ちょっとやってみてください。ぐーで足の指を全部丸めます。ちょきで親指だけ立てます。ぱーで足指をできるだけ広げます。やることはこれだけなのですが、足底筋が弱っている人はまずちょきができないことが多いのです。そういう人は足が疲れやすく、よく攣ったりもするのではないでしょうか。
足指じゃんけんはいつでもどこでもできますが、最初はお風呂の中で湯船につかった状態か、お風呂上がりにやってみてください。これは体が温まって筋肉が適度にほぐされている状態なので、初めてでもやりやすいからです。事前準備として足指の間に手の指をさしこみ、足首を回すようにしてほぐしてみるのもいいでしょう。
まずはぐーちょきぱーをやってみましょう。できれば10回、無理なら数回でもいいですよ。最初は2回目に足が攣ったなんて人もいます。決して無理はせず、でも続けてください。だんだんとぐーはしっかり握り、ちょきはしっかり親指が立ち、ぱーはしっかり全部の指が広がるようになっていきます。
これは1日5分の体操です。テレビを見ながら、食後に休憩しながら、1日トータルで5分を目指します。まずは1分以上続けられるようになるのを目標にしてくださいね。慣れてくればそれこそ机の下でこっそり靴を脱いでやってもOKですし、立ち仕事ならトイレの時や休憩時にちょっとぐーちょきぱーしてみましょう。
足指じゃんけんは足底筋を鍛えるとご説明しました。でもメリットはそれだけではありません。筋肉を動かすということは、それだけ血行が良くなることでもあります。今もしじゃんけんをしてみてくださればわかりますが、足指をしっかり動かすと、ふくらはぎもうごいていませんか。
ふくらはぎは第2の心臓とまで言われています。ふくらはぎの血行がよくなれば足のむくみが軽くなったり、冷えが改善されたりもします。たかが足の指ですが、されど足の指なのです。そして一番大切なのは、継続は力なりということです。さっそく今日から足指じゃんけんに挑戦してみてください。