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上手に眠ってキレイになろう
- 2015/5/19
キレイになりたいと痩せたいはほぼ同義語という人も多いですね。ダイエットにはいろいろな方法があります。運動と食事制限を基本にして、サプリの力を借りたりすることもあるでしょう。でももうひとつの基本があるんです。それは睡眠です。
睡眠は体を休めるためにある、それは確かに事実です。でも睡眠中に300キロカロリーを消費できることはご存知ですか。つまり上手に眠れば眠るほど、ダイエットになるんです。どんな睡眠ならばキレイになれるのか、いくつかのコツをご紹介します。
○なぜ睡眠がダイエットになるのか
まずは睡眠がダイエットになる仕組みをご説明します。「寝る子は育つ」という言葉がありますね。あれはつまり睡眠中に成長ホルモンが分泌されるからです。そしてこの成長ホルモンは子どもだけでなく大人にも必要なものなんです。
大人の成長ホルモンは体の代謝をコントロールしています。代謝をコントロールしているということは、脂肪の増減もコントロールしているということになります。このコントロールがうまくいかなければ、どんな運動も食事制限も穴のあいたバケツで水を汲むようなものなのです。
○たくさん眠ればダイエットになるのか
眠ればダイエットになるならガンガン眠れば痩せるかというとこれがそうではありません。成長ホルモンが分泌されるには条件があり、その条件をなるべくクリアできるようにしなければ効果はありません。
睡眠時間が短い人は肥満率が上がることをご存知でしょうか。5時間で52%、4時間では72%にもなるそうですよ。理想の睡眠時間は7時間ですが、続けて7時間眠れるかどうかは生活形態によって違ってきますよね。仮眠がとれるならばそうして、まずできるだけ7時間睡眠に近づけましょう。
○どんな眠り方がいいのか
成長ホルモンが分泌されるのは熟睡中がメインです。それも熟睡始めの30分が一番多くなります。そして22時から翌3時の間が一番分泌されやすい時間になります。これは人の体が24時間のサイクルにあわせて調整されているからです。
理想は22時か23時には眠って、朝は5時6時に起きることでしょう。でもそんな生活できる人は現代ではなかなかいませんよね。ならばできるだけ熟睡時間が3時までに来るように眠りましょう。ただし理想はあくまで理想、振り回されずにしっかり休むことが一番大切なのは言うまでもありません。
○しっかり眠るためには
時間が長くても熟睡できなければ意味がありません。そのためにできることがいくつかあります。まず眠る1時間前にゆっくりお風呂に入ってみましょう。体を温めることは大事ですが、温めすぎてもなかなか熟睡状態になれません。部屋の温度を上げるより、お布団の中を暖かくしておくことも大事です。適温は32度から34度だとか。体温よりちょっと低いぐらいですね。
眠っている間も人間の感覚はまわりの様子を感じています。明るい部屋では眠りにくいのはそのためです。なので部屋を暗くして、清潔にしておきましょう。なるべく感覚も眠れるような状態であれば、より熟睡しやすくなりますよ。
睡眠不足はダイエットの敵だけではなく、肌荒れや内臓不調など、万病の元でもあります。あれもこれも気になることは多いかもしれませんが、たまにはゆっくりぐっすり眠れる日を作って、自分へのご褒美にしてあげてください。