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最強でやさしい飲み物、麦茶の効果
- 2015/5/28
日本人にとってなじみ深い飲み物、麦茶。夏の風物詩としても親しまれていますね。麦茶は他の飲料と違って、人工的な保存料や甘味料などが一切入っていない、本物の天然飲料です。また、タンニンやカフェインなどの刺激の強い物質も含まないため、お母さんが安心して赤ちゃんにあげられる飲料としても、昔からすすめられてきました。この麦茶が、健康にいい影響を与える飲み物だということを知っていますか?
【麦茶にはこんな効果があります】
・胃の粘膜を守り、糖尿病合併症を防ぐ
麦茶には、胃の粘膜を荒らすカフェインが入っていません。さらに麦茶には、胃の粘膜を保護する作用や糖尿病の合併症を防ぐ効果、炎症を抑える作用などがあることが分かりました。
・発がん性物質にも効果的
麦茶に含まれるPクマル酸などが、発ガン性で注目されるペルオキシナイトライトに対し、高い消去活性を持つことが分かっています。
・血液をさらさらにする
麦茶を飲むことで、血液の流動性が高くなることが分かりました。麦茶の香り成分の一つであるアルキルピラジン類が、血液の流動性を向上させることが分かっています。より香ばしい香りのする麦茶を選ぶと、効果が高まります。
・抗酸化作用で生活習慣病を予防
「活性酸素」は、人間の体内ではガン、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病等の多くの成人病を引き起こす要因となります。この物質は、大気中にも若干含まれていますが、人間の体内で喫煙、飲酒、ストレス、激しい運動等を原因として生成されることもあります。年をとると、体内の抗酸化作用は衰えていきます。そのため、抗酸化成分を外部から補給して、抗酸化作用を高める必要があります。麦茶には抗酸化作用があるため、ガン、脳卒中、心筋梗塞などの予防効果が期待されています。
・リラックス効果
麦茶の香りをかぐと、リラックスしているときに出る脳波(α波)が多く出現し、麦茶の香りにはリラックス効果があるとされています。
【正しい麦茶の作り方】
麦茶にすごい効果がたくさんあることは分かりました。これらの効果を最大限に生かすため、正しい麦茶の作り方を紹介します。
<ホット>
沸とうしたお湯の中に1リットル当り1袋(約10g)のティーバッグを入れます。その後3~5分煮出し、火を止めて5分ぐらいおいてからティーバッグを取り出してください。
<アイス>
1リットルの水に1袋(約10g)のティーバッグを入れます。冷蔵庫で1~2時間冷やして、ティーバッグを取り出してください。
どちらの場合も、保存は冷蔵庫で1~2日ぐらいです。保存料が入っていないので、できるだけ作った当日に飲み終わるようにしてください。
麦茶は、季節にかかわらず、誰でも飲めるやさしい飲み物です。今一度、麦茶を見直してみてはいかがでしょうか。