理想的な睡眠時間は?
- 2015/8/26
しっかり寝ているのだけれど、なんだか眠い。なんてことはないですか?
同じ睡眠時間でも、午前0時〜午前6時に寝るのと、明け方の午前3時〜午前9時まで寝るは、睡眠の質に大きな違いがあるそう。
レム睡眠 ⇒ 午前3時から6時ごろの朝方に多く出ます。
深いノンレム睡眠 ⇒ 寝てから3時間の間に集中的。
午前0時に就寝 ⇒ 最初の3時間は深いノンレム睡眠、3時からはレム睡眠を十分にとれるます。
午前3時に就寝 ⇒ 交代で出現するレム睡眠とノンレム睡眠が同時に出現するのでどちらも不完全に。
理想の睡眠時間は「1日8時間」と言われますがこれには医学的根拠はないそうですよ。
多くの人の睡眠時間が6~9時間の間という統計から出された平均睡眠時間なのです。
~~~日本人の平均睡眠時間~~~
全体 7:23
10~15歳 8:10
16~19歳 7:02
20代 7:16
30代 6:57
40代 6:59
50代 7:07
60代 7:34
70歳~ 8:08
規則正しい生活をしましょう
不規則な時間帯で寝起きしていると体内時計がずれ、通常なら眠くならない時間に眠気を感じるようになってしまいます。
毎日決まった時間に寝起きすると成長ホルモン、コルチゾール(体内の栄養素をエネルギーに変えるホルモン)、メラトニン(眠くなるホルモン)などのホルモン分泌、体温の上下が睡眠時間に合わせ調節されるようになり、昼間に眠さを感じにくく、睡眠の質がなりよく深く眠れるようになります。
~~~必要な睡眠時間目安~~~
新生児 (1~2ヶ月) 10時間~18時間(一日)
乳児 (3~11ヶ月) 10~13時間 + 数回の昼寝
幼児期 (1~3歳) 12~14時間
4~6歳 10~13時間
6~12歳 10~11時間
13~18歳 8.5~9.5時間
成人 7~9時間
高齢者 7~9時間
あくまでも平均睡眠時間は目安の一つ。
睡眠時間は個人差がかなりあるもので、3~4時間の睡眠で十分な人もいれば、9時間以上の睡眠が必要な人もいます。
基本的に、日中に眠気がなく、きちんと活動するのに十分な睡眠時間が確保されていれば、睡眠時間は何時間でもかまわないでしょう。
社会生活
睡眠で、脳が休息できなくなり、睡眠中に行われる情報の整理ができなくなってしまいます。集中力や作業効率が悪くなりがちに。
血圧
十分な睡眠では寝ている間に、交感神経の活動は低下し、末梢血管の収縮が緩まり血圧は下がります。
睡眠不足では交感神経の活動が活発なままで、末梢血管が弛緩せず血圧や心拍数が十分に下がりません。
肥満
睡眠時間と肥満の間には関連性があるそうそうです。
寿命
睡眠時間の長さは、寿命にも影響することが知られています。
血糖
睡眠不足の状態が続くと、ストレスホルモン(コルチゾールなど)の分泌が高まって、血糖値の上昇を抑える能力(耐糖能)が低下します。
メンタル
不眠と心の病気とは、深い関係が。
睡眠って、人にとってとても大切。自分に合った睡眠時間を見つけてしっかり、休息を取りましょう。