冬に気をつけてあげたいペットの病気
- 2016/11/24
ペットも寒さには弱い動物です。人間と同じように考えてあげてください。
1.膀胱の病気
女の子は普段でも膀胱炎になりやすいですが、冬場は寒いので余りトイレに行きたくありません。それは、人も同じですね。ですから、いつもより「飲み水をセーブしてしまう」とか「トイレに行く事を我慢してしまう」こともあります。飲み水は、少しぬるま湯にしてあげて、トイレは出来れば暖かい部屋においてあげると、条件的には問題がないかと思います。トイレを我慢すると、膀胱の中で尿が溜まってしまい、結石になったりと病気の原因になってしまいます。
2.やけど
人間が使う火気(石油ストーブ・ファンヒーター)は、ペットも大好きです。ただ、これは熱い危ないもの。と教えて覚えてくれると良いのですが、なかなか小さな子は覚えてくれません。そこで、もし、このような火気を使用するならば、やけど防止にストーブを覆う網が必要になります。また、寝床に入れるニーターなども、直接体に触れないようにタオルで包むなどして、低温やけどを防止しましょう。
3.感想性皮膚炎
冬の空気は乾燥しがちです。それは、女性なら肌で感じられていることでしょう。ペットも同様に乾燥には、とても敏感です。暖房を使う事によって、更に乾燥は酷くなり、皮膚や被毛にとっても静電気などが起きて、悪い状態になってしまいます。長時間こたつの中にいても、乾燥肌が酷くなって、皮膚炎などが起こりやすい状況を作ってしまいます。その場合は、普段使用しているシャンプーなどでも、保湿成分の多いものを選んであげると違います。また、加湿器を安全な場所において、部屋の乾燥を防ぐのも良いでしょう。
4.呼吸器の病気
幼齢期や高齢期のペットは、抵抗力が弱いものです。気温や少しの環境の変化に過敏に反応します。また、季節の変わり目なども同様です。
寒くなって乾燥してくると、咳やくしゃみ、目やに、鼻水といった呼吸器官のトラブルが多くなります。通常、ご飯などは、匂いで嗅ぎ分けるのですが、呼吸器で鼻が利かない状態になると食欲も減少し、余りご飯を食べなくなります。すると、体力や抵抗力が落ちてしまう。という、悪い環境を作り上げてしまいます。部屋の暖房と保湿に気をつけて、体調管理をしっかりしてあげましょう。
5.肥満
ペットも寒くなると行動範囲が狭くなります。まだ、若いうちは良いですが、年を重ねるにつれ、動くのが億劫になってくるのです。冬に近づくと動物は皮下脂肪を蓄える習性があります。外で飼っている動物たちの場合は、多少の皮下脂肪は仕方ありません。しかし、家の中で飼っているペットに関しては、皮下脂肪を蓄える必要性が無いにも関わらず、動物の本能として溜め込んでしまいます。これに、通常の量のご飯をあげて、動かない状態になると、皆さんのご想像通り、「肥満」の出来上がりです。肥満は、色んな病気の根源となります。ご飯をあげる人のサジ加減で肥満は回避することが出来ます。色んな病気にならないよう、体重管理もしっかりしてあげましょう。