最近話題の英語多読。みんなは何から始めたの?
- 2015/6/5
こんにちは、ディランです。
新学期、新年度が始まりましたね。学生の皆さんも社会人のみなさんもなにかと気持ちの張りつめた時期かもしれません。
最近巷で話題になっている洋書多読。
英語を英語で理解する練習や、言葉の自然な言い回しが自然に身に付くという理由から多くの人が絶賛する学習法です。最近は学校や塾などでもこの方法を取り入れているところもあるようです。
寒さも去り、過ごしやすくなったこの時期から心機一転、英語多読を始めようと思っている人は私の周りにも結構います。
●いったい何から読めばいいの?
よくありがちな失敗ですが、「自分が好きなものを読むのが一番いいよ」と言われ、基礎力もないのについついハイレベルな洋書に手をだし結局難しくて嫌になってしまったという人がいます。私も恥ずかしながら、好きな映画の原作本を表紙に惹かれて購入して失敗したことが何度かありました。
だったら子供向けならいいだろうと、絵本を選んだものの、あまりにも子供向けすぎてまったく面白くないと挫折することも多いようです。童話好きな人ならいいと思うのですが、いい大人がいまさら夢中になって読めるものでもありません。
読みだしたら止まらない、そんな初心者向けの洋書はないものか……
私は図書館に行ってみたり、ネットで調べてみたりしました。
●そこで見つけたのが、いわゆる「グレードリーダーズ」です。
英語学習者向けの段階別読本といえばわかりやすいでしょうか。Oxford bookworms(上段3冊)やPenguin readers(下段3冊)などが有名どころです。
表紙もけっして子供向けではなく、いわゆる「ペーパーバック」ですので、電車の中で読んでいても恥ずかしくありません。
どのリーダーもそれぞれレベルごとに使われる語数や文法に制限があり、中学レベルから挑戦できるようになっています。
例えば、Oxford bookwormsだと
・レベル1 400語 TOEIC 250~380点
・レベル2 700語 TOEIC 310~400点
・レベル3 1000語 TOEIC 380~560点
・レベル4 1400語 TOEIC 420~700点
・レベル5 1800語 TOEIC 520~750点
・レベル6 2500語 TOEIC 700点以上
出典:今、多読がブーム-セイコーインスツル株式会社
私が主に愛読しているのは、Oxford bookworms(本の虫)ですが、実際「本の虫」になるほどではないにしても、内容によってはぐんぐん引き込まれ、はやく結末を知りたいというものもあります。写真のシャーロック・ホームズやフランケン・シュタインなどの名作、オリジナルのサスペンス、ラブストーリーなどジャンルは様々です。
Penguin readersには映画のストーリーなども多く、映画の場面などもカラーで掲載されていて、読もう!という気にもなりやすいと思います。表紙の俳優につられて購入してもこれなら読み切れますね!
●どのレベルがいいのかよくわからない!
TOEICを最近受けた方なら上記の表を参考にしてもいいと思いますし、iPhoneやiPadをお持ちの方なら、Oxford University Pressの「How Good is Your English? 」というアプリのテストで自分のレベルがわかります。
空欄に当てはまる単語を4つから選んで入れてゆき、最後に「Grade me」をタップ。
●グレードリーダーズはどこで手に入るの?
書籍として購入ならAmazonにあり、だいたい700円から800円です。CD付きのものだと1500円くらいしますが、発音などもわかりますし、CDのまねをして音読するのもおすすめです。人気のあるものだとすぐにダウンロードできるkindleバージョンもあります。
また、iPhoneやiPadのアプリとしても何個かありますので、まずは気軽に1つ購入してみるのもいいかもしれません。ちなみにアプリは700円なので、音声もついていることを考えるとお得かもしれません。
あとは、お住まいの地域によっては図書館の蔵書に置いてある場合もあるようなので、図書館のサイトで検索してみるのもいいと思います。
何冊も読んでレベルアップしたら、今度は児童向けや大人向けのペーパーバックに挑戦!
春の通学・通勤時のお供に、みなさんも英語多読をやってみませんか?