JAPAN BLUE~藍染~
- 2015/6/23
もっとも古い染料と言われる、「藍」。
実は、『藍染』というのは植物の「藍」を使って染めたもののことを言います。
ほとんどの日本人が着物を着て生活していた時代、藍染は日常着としてよく使われていました。
そして、タデ科の「蓼藍」で染めたものは、世界から『JAPAN BLUE』と言われる色になりました。
そんな藍染、実はとても繊細な技術が必要なものなんだそうです。
条件を一定に保ち、生き物を扱うように常に気を配る…何十回も染めていくうちに、かめのぞき、みずあさぎ、あさぎそらいろ、花いろ、なんど、並紺、中紺、濃紺…と名前も変わっていくんだそうです。
難しい、まさに『職人の仕事』というイメージです。
【オリジナルの藍染】
ひとつひとつに風合いがある藍染。
自分だけのオリジナル品があっても素敵ですよね。
藍染が盛んな徳島をはじめ、藍染体験できる施設は全国にあるようです。
そして今は、自宅でも手軽に藍染ができるようなキットが販売されています!
(出典:http://www.tanaka-nao.co.jp/shop/253-216-00.html)
↑手軽に藍染ができるキット3240円
自宅で藍染を楽しむ場合、藍染を楽しむときは、綿か麻のみ(あるいは綿・麻混合)の衣類を選ぶこと(そうでないと染まらないそうです)、
それから、藍液が手につかないよう、丈夫な手袋も必要なようです。
【藍染から生まれた化粧品】
藍染というと、衣類や、ストールなどの服飾品はパッと思いつかれると思います。
でも最近では、藍染液を添加した、洗顔石鹸もできているんです!
藍染した服は、抗菌作用があるそうですが、石鹸にすると、美肌・アンチエイジング効果があるんだとか。
とても肌に優しい洗い上がりなので、敏感肌の方にもおすすめです。
(阿波藍石けん(藍の華) 95g)
【赤ちゃんにも使える】
藍染の中でも、日本古来の染色方法「天然灰汁発酵建てによる本藍染」で染められたものは、化学薬品を使わないため、肌にやさしく、赤ちゃんにもおすすめ。
アトピー性皮膚炎の予防・緩和にも効果があるそうです。
↑「藍」ならではのすっきりした色合いで、出産祝いにもよさそうです。
日本人が昔から好んできた藍染。
『JAPAN BLUE』と言われるほど、その色に私たちも知らず知らずのうちになじんでいるのではないでしょうか。
衣類にせよ、化粧品にせよ、どんな形だろうと私たちの体にとても優しいもののようです。
◆参考URL◆
http://www.miyabiori.jp/index.html
http://www.awaai.com/index.php
http://www.tanaka-nao.co.jp/c020
http://yanokozyo.com/index.html
http://liginc.co.jp/life/diary-life/46499