昨今離婚する夫婦が急増しています。我々の親の世代はめったなことでは離婚をしない世代でした。ではなぜ、特に若い世代に離婚する夫婦が増えてしまったんでしょうか？

経済力がある女性が増えてきた
有名大学の出などいわゆるエリート女子が増えてきたことによって、経済的に豊かな女性が急増してきたことが原因です。高収入の女性は子供を育てながらでも十分に生活をしていくことが出来ます。また仕事のあり方が多様化してきたことによって、男性が得意としてきた肉体労働だけではなく頭を使う仕事が出てきました。マルチタスクを得意としている女性は肉体的には男性にかなわなくても、頭を使った作業なら真価を発揮できます。男性に養ってもらわなければ生きていけない女性はもういません。離婚が増えてきたのは女性が自立してきた結果です。この流れは今まで女性が結婚生活を我慢してきたことに対する裏返しなのかもしれません。

女性と実家とのつながりが深くなってきた
女性と実家とのつながりが強くなってきたのも原因の一つです。実家依存と言われていて、社会問題になっています。結婚とは新しい生活を作ることなんですが、実家とのつながりが結婚前と変わらず、何かと実家を優先してしまう現象です。もちろん実家とのつながりを深くしておく利点は多くあります。緊急時に子供を預けなくてはならなくなったときに、普段から仲良くしておいた方が預けやすいですよね。何の交流もないのにいきなり預けに来られても向こうも困るでしょう。でもこのことが原因で安心しすぎてしまい、何か嫌なことがあったらすぐに実家に帰れると思ってしまい、現在の生活を継続していこうという努力をしなくなってしまいます。また何かと旦那さまをないがしろにしてしまうので、夫婦の交流がうまくいかなくなってしまい離婚に至るケースがとても増えています。実家を大切にするのはいいですが、適度な関係を築いていった方がいい夫婦関係が継続できるようです。

個人主義の考え方が増えてきた
自分の価値観を大事にする考え方が増えてくるのはいいことですが、行き過ぎると問題です。結婚生活はある程度は相手を許したり、時には相手に合わせる必要があります。それができなくなったときに離婚になります。どうしても許せないことがあった場合でも、自分が1番正しいとは限らないという考えを持ちながら、冷静に話し合うことをしましょう。

以上まとめてみました。離婚の原因は様々にありますが、せっかく結婚をしたなら継続させたいもの。少しの努力で出来ることもあるので、がんばっていきましょうね。