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未来のデバイス?「ウェアラブルデバイス」とは
- 2016/2/12
未来のデバイス
最近になって「ウェアラブルデバイス」という言葉をよく聞くようになったと思いませんか?ウェアラブルデバイスとは、手首や腕、頭などの体の一部に装着して使用するコンピュータデバイスです。近年のコンピュータの小型化やセンサーの高度化などの技術革新によって急速に成長している分野です。
例えばGoogleの開発しているメガネ型のデバイスである「GoogleGlass」、サムスンの「GalaxyGear」、Appleの開発している腕時計型のデバイスである「AppleWatch」などが有名です。現在はスマートフォンが、従来の携帯電話やノートパソコンにかわるデバイスとして普及しつつありますが、スマートフォンのあとはこれらのウェアラブルデバイスの時代になると言われています。
活用方法
ウェアラブルデバイスの活用の特徴としては、従来のスマートフォンやパソコンのように手・指を使って操作するのではなく、自然な体の動作にセンサーが反応して操作できるというものです。これはセンサーの技術が高度化したことで実現された機能ですが、この特徴を活かして新たな使用方法が開発されつつあります。例えば健康分野での活用です。ウェアラブルデバイスを装着して運動し、デバイスで運動量や運動メニュー、脈拍、体温などを計測してデータとして蓄積することができます。データによって運動メニューを変更・調整したり、モチベーションの維持に役立てたりすることができます。
また医療分野でも活用にも注目が集まっています。体に密着させて装着し、体温、心拍数、血圧などを測定して、それらのデータを医師に送信します。医師はそのデータから病気の予防や注意などを行なうことができます。入院中の患者に装着すれば、深夜の巡回の回数を減らすことができるということです。
その他には工事現場、建築現場での利用も考えられています。例えば両手の塞がる状態での作業のサポートです。設計図や工程表を表示したり、現場監督との連絡を行なったりと、用途は無数にあります。
多様なウェアラブルデバイス
現在実際に開発が進められているウェアラブルデバイスは以下のようなものがあります。
・スマートウォッチ
Appleなどが開発してる腕時計型のデバイスです。スマートフォンのかわりとして使用するというよりも、スマートフォンの機能をサポートするような役割を持っています。例えばスマートフォンをバッグの中などに入れているときは、メールやSNSの通知に気付きにくいです。その通知をスマートウォッチによって行なうことができます。スマートウォッチをそのままスマートフォンに代替させようというのではなく、あくまでサポート用として開発されています。
・スマートグラス
メガネ型のデバイスで、道を歩いているときの地図の表示、店舗情報の表示などができます。またゲーム業界で新たなゲーム用デバイスとして注目されています。ゲームの中で現実世界と同じ体感ができるような臨場感を持たせることができるのではないかと期待されています。
今後どのようなものが開発され、商品化されるのか。どのようなものが普及していくのか、非常に楽しみな分野です。