大人の女性を目指そうシリーズ7 お酒の種類を覚えよう ~洋酒編~
- 2016/7/1
前回に引き続き、お酒について調べてみよう! ということで、今回はその洋酒編です。
洋酒はかなり種類がたくさんあります。シリーズ4でワインをとりあげましたので、今回はウイスキーをとりあげたいと思います。
また代表的な洋酒の違いについても整理しておきましょう。
【ウイスキーの基本】
ウイスキーは、2つの分類を押さえておきましょう。
■ 原材料の違い
麦芽を使って作るのがモルトウイスキーで、穀物を使って作るのがグレーンウイスキーです。
モルトウイスキーのうち単一蒸留所のモルト原料で作られるものがシングルモルトウイスキー、それ以外のモルトウイスキーとグレーンウイスキーはブレンデットウイスキーと呼ばれます。
■ 産地の違い
スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本の五か所で作られているウイスキーは「5大ウイスキー」と呼ばれます。
■ スコットランド(スコッチウイスキー)
数多くの蒸留所で作られるため多様な味が存在。原料である大麦麦芽を乾燥させたときの香り(スモーキーフレーバー)がする。
■ アイルランド(アイリッシュウイスキー)
軽くまろやかな味わい。スモーキーフレーバーが麦芽についていない。
■ アメリカ(アメリカンウイスキー)
ライ・ウイスキー、バーボン・ウイスキー、コーン・ウイスキー、ホイート・ウイスキー、モルト・ウイスキー、ライモルト・ウイスキーなど。
いずれも複数の穀物から作られるブレンデットウイスキー。
■ カナダ(カナディアンウイスキー)
アメリカンウイスキーと同じく、穀物を原材料とするウイスキー。5大ウイスキーの中でいちばん軽い味わい。
■ 日本(ジャパニーズウイスキー)
モルトウイスキー・グレーンウイスキー、ブレンデットウイスキーのいずれも作られている。日本独特の繊細で上品な味わい。スモーキーフレーバーあり。
【代表的な洋酒の違い】
製法や原材料で整理すると、兄弟の関係にあるものがあります。
違いを抑えておくと、覚えやすいですね。
1. ウィスキー vs ブランデー
ウイスキーは大麦から、ブランデーはブドウからできている。
製造方法はどちらもほとんど同じ。
2. ワイン vs ブランデー
どちらもブドウからできているが、製法が異なる。
ワインはブドウを発酵させたもの、ブランデーは発酵後に蒸留・熟成させたもの。
ビール vs ウイスキー
どちらも大麦からできているが、製法が異なる。
ビールは大麦を発酵させたもの、ウイスキーは発酵後に蒸留・熟成させたもの。
いかがでしょうか。
ウイスキーはワインと比べると好き嫌いが分かれるかと思いますが、違いを知ればいろいろと試してみたくなりますね。
まだあまり飲んだことがない方は、カナディアンウイスキーやジャパニーズウイスキーといった軽めのものからトライしてみてはいかがでしょうか。