ビジネスウーマン必見!新入社員指導の5つの心構え
- 2016/10/21
新人指導というのはたいへんエネルギーの要る仕事です。特に自分自身の仕事も抱えていると、そのストレスは倍増します。でも新人を教育しないことには自分の仕事が円滑に進まないこともありますよね。そんな、新入社員指導の際に心がけておきたいことをまとめてみました。
1.新入社員教育は自分の成長する機会だと捉える
新入社員の指導に当たって、あなたは新入社員の上司にあたるわけですが、上司として尊敬されるべきでありながら、上から目線での指導はあまりよくありません。新人指導を、自分もいっしょに成長していく機会、自分の業務に対する方法や考え方について再確認するチャンスだと捉えると、上から目線で指導することもなくなるはずです。
実際、仕事の流れなどを説明していく上で、どうしてその業務が必要なのか、どうしてこの方法が有益なのかを説明しているうちに、その仕事の意義を再認識できたり、新しいアイデアが浮かんだりするものです。新入社員と同じ目線に立ってみるのも、自分の仕事内容を見直す良い機会になるのです。
2.コミュニケーションが最も大切と考える
何をおいても、新入社員とのコミュニケーションが重要です。報告、連絡、相談が大切なことを一番に理解してもらわなくてはいけません。上司と部下という距離を保ちながら、仕事以外のことで、少し打ち解けた話しをしてみるのも良い方法です。コミュニケーションを通じて、より早く新入社員との間に信頼関係を築きましょう。信頼関係がなければ、新入社員は言うことを聞いてくれないものです。
3.具体的に教える
仕事の内容はできるだけ具体的に教えましょう。実際にやって見せるのも良い方法ですが、どうしてそのやり方で行うのか説明しながら行います。仕事の内容や段取りのマニュアルを作成すると、レクチャーしやすくなります。間違っているところを指摘する時も同様に、どこが、どのように、なぜ間違っているのか説明します。
4.上手な叱り方を身に付ける
新入社員指導の際、女性上司がつい口にしてしまいがちなNGワードがあります。
・こんなこと小学生でもできるわよ
・だから君はダメなのよ
・いつもまでも学生気分でいないでよね
このような人格を否定する言葉は禁句です。人格を否定されると、相手は心を閉ざしてしまいます。
・どうして言われた通りにしないの?
・ちゃんと聞いてた?
・まだできないの?
これら、問い詰め型の叱り方もよくありません。相手が委縮してしまうだけです。
では、上手なしかり方とはどんな言葉でしょうか。
新入社員のやり方に問題があるとき、まずはどこが問題なのか観察しましょう。「何か困っていない?やりにくいところはない?」と聞いてみるのも良い方法です。「私の説明が悪かったのかもしれないけど、ここはこうした方がいいよ」という方向にもっていきます。
5.小さなことでもとにかく褒める
新入社員のモチベーションをを下げないようにすることも大切です。そのためには、些細なことでもできるだけ褒めることです。何か間違いを注意したいときにも、単発で叱るのではなく、「君のここは○○なところはいいんだけど」とか「XXに関してはよくできていたね、でも・・・」と注意したい内容に続けます。「ポジティブな言葉+ネガティブな内容」というセットで話すように心がけると良いでしょう。
新人指導は本当に骨の折れる仕事です。最悪の場合、戦力になる前に辞めてしまう新人だっています。でも、コツさえ押さえていれば、新入社員教育も楽しんでできるものです。最終的にはあなたのキャラクターで、新入社員との間に良い信頼関係が築けるように願っています。