「飛ぶ」ことを知ろう!三沢航空科学館
- 2017/4/10
青森県立三沢航空科学館は、青森県三沢市にあります。「大空」と「飛翔」をテーマとし、航空機の展示や「飛ぶこと」に関する科学的なアプローチを行っている施設です。子ども達にもわかりやすく、興味を持てるようにと多くの体感型の展示が用意されており、サイエンスショーやワークショップも開催されています。
■青森ゆかりの航空機展示「航空ゾーン」
青森における航空史を中心とした解説の他、青森ゆかりの航空機「ミス・ビードル号」の復元機などの飛行機やヘリコプターが展示されています。実物大の航空機を目の前で見ることができます。操縦席に座ってレバーに触れることも出来るので、気分はまさにパイロット。窓越しには飛行映像が流れます。
■重力?浮力?「テクノワールド」で飛行の原理を体感
フライトシミュレーターでセスナ機やヘリコプターの飛行シュミレーションを体験できます。飛行機を飛ばす体験はなかなかできないもの。大人でも挑戦したくなってしまいますね。飛行機を飛ばすには、飛行場の航空管制官の存在もかかせません。航空管制シミュレーションゲームもあるので、管制官の疑似体験まで楽しめます。「ジャンピング・グランプリ」ではジャンプ中の自分の姿を7台のカメラで撮影されます。多方向から撮られた自分のジャンプ姿。なかなか見られるものではないですが、一度見てみたくはありませんか?
■五感で科学を感じる「アクティブフィールド」
アクティブフィールドでは、体温などの温度を映像化することで視覚的に感じたり、滑車やギアを使って「力」の増減を感じたりすることができます。パラボラを使って、音や温度が集まるのを感じることも。「おしゃべりチューブ」を使うと、音が空気を伝わっていくのを知ることができます。長いチューブを通した自分の声が遅れて聞こえてくるのを感じてみてください。
■「ディスカバリーランド」で飛行機を取り巻く自然現象を知る
航空機は「空」という自然の中を飛びます。ディスカバリーランドでは、空気や水、光などによって生み出される自然現象、気象について学べます。竜巻や台風の発生のメカニズム、落雷やプラズマなどについて実験装置での再現実験をみることができます。電磁石の磁力との力比べや人力発電など、実際に自分で体感して学ぶものもあります。
■「科学実験工房」で科学を楽しもう
インストラクターによるサイエンスショーには驚きや不思議がいっぱい。どうしてそうなるのか?一緒に考えるなかで、子ども達の科学に対する好奇心や探究心が育っていきます。紙飛行機作りや定期的に更新される工作教室といったワークショップも用意されています。楽しみながら科学の世界に触れられるのがいいですね。
「こどもスクエア」には小さな子ども向けのおもちゃから、大型の遊具までそろっています。屋内なので天気を気にせずに遊べるのがいいですね。また、航空科学館は「三沢市大空ひろば」の一角にあります。ひろばには実物の航空機が展示されており、中に入ることもできます。ひろばには遊具も設置されているので、天気のいい日には屋外で思いっきり遊びまわるのもお勧めです。