妖艶で神秘的なイメージ「キャッツ・アイ」に近づくためのメイク法
- 2016/5/16
昼間は愛らしく、夜になると研ぎすまされた艶やかさを秘めた生き物、「ネコ」。あるときは、肉食獣で夜行性のハンターとして、あるときは、仔猫を守り抜くけなげな母ネコの貌で人間たちを魅了し続けています。そんな「ネコ」にあやかって、神秘的な目元になれるメイク法を紹介いたしましょう。
降りたての雪のような体毛に、左右で瞳の色素がことなる「ネコ」がいます。他のネコ科の動物にはみられない、神々しいイメージで世界中で人気を集めているのです。なぜか私たちは、完璧な左右対称よりも、ほんの少しだけアンバランスなものをうつくしく感じるようにできているようですね。そのイメージを後天的に作り出すには、どのようにすればよいのでしょうか。まさか、日常のメイクで、青や緑のカラーコンタクトを入れるのは人工的になりすぎますし。
実は、簡単に「オッド・アイメイク」は「カラーマスカラ」で再現することができました。たとえば、右目を「深緑」に、左目を「茶色」もしくは、右を「暗いボルドー」左を「紫」に塗り分けると雰囲気が出ます。あからさまに、左右で別の色をのせるのではなく、トーンをそろえて、あくまでも「ほんのり」の範囲を出ないようにするのがポイントです。それでも、まつげ全体を染めるのに抵抗があれば、定番のブラック・マスカラのままで、毛先だけにアクセントをつけるとニュアンスがかわります。また、上まつげと下まつげの色をわずかにかえてもきれいですよ。
レース・クイーンのように斜めに立つネコや、しゃなりしゃなりと木の枝を歩くネコのアーモンド型の瞳は、情感あふれていて見るものの心をハッとさせてくれます。そんな印象的なキャッツ・アイにするための、小さなコツを紹介いたしましょう。それは、切れ長に細く長く「アイライン」を引いて、その後マスカラを塗らないことです。さきほどのオッド・アイメイクと矛盾しますが、アイラインだけで仕上げた顔は、すっきりとしてクラシカルなイメージです。光の鮮明さだけが強調され、強くそして、はかなさがただよう目元に。
濃くマスカラを塗ると、西洋風の長毛種のネコのような瞳に、まつげのメイクをひかえめにして、アイラインをくっきり引くと洗練された東洋ネコのセクシーさを演出することができます。季節や時間によって、しなやかで、したたかな「キャッツ・アイ」メイクを楽しみたいですね。