効率よく料理が出来ちゃう! クッキングの基本・下準備編
- 2016/9/23
春は新生活の時期でもありますね。
この時期に一人暮らしを始める方も多いのでは?
そんな時に意外と悩むのが、料理の基本。
今までは家族が料理してくれていたから気付かなかったけれど、料理の基本的な事を今更誰かに聞くのも恥ずかしい!なんて事ありますよね。
今回はそんな方に最適な“クッキングの基本・下準備編”をご紹介していきます。
♦その1:野菜の下準備
手際よく料理をするコツは、野菜の下準備を前もってして置く事が大切。
例えば料理に幅広く使われる玉ねぎもその1つですね。
生で使用する時は辛み抜きをするものですが、そのやり方は簡単そのもの。
・スライスした玉ねぎを水に5~10分程度さらして、その後水気を絞るだけ!
あまり長時間さらしてしまうと風味がなくなってしまうので注意です。
またじゃがいもの下準備も重要。
ジャガイモの芽には“ソラニン”という有毒素が含まれているので、芽は必ず取りましょう。
包丁の根元を使うと簡単に取れますよ!またピーラーでも、先端横に芽をとる部分が付いているものが殆どなので簡単に取れます。
また、切って時間が経ってしまうと、アクが出てきて変色してしまうので、ジャガイモを切った後は水にさらして置きましょう。じゃがいもの表面に付いているでんぷんも取れちゃうので、一石二鳥ですよ!
煮物等には欠かせない大根にも、下準備をキチンと施して置く事で、スムーズに料理が捗ります。
ポイントは大根の皮付近は厚く剥く事!
皮の付近は縦に繊維が通っている為、薄く剥きすぎると加熱しても筋っぽくなってしまいます。
厚さは大体3~4mm程が目安です。
また煮物に使用する際、荷崩れを防止する為には面取りも欠かせませんね。
輪切りに切った大根の面の角を包丁でクルリと剥きとればOK!
その後は味がしみ込みやすい様に、切った大根の裏側に包丁で十文字に切り目を入れるのもポイントです。
この隠し包丁を入れる事で火の通りも良くなり、調理時間の短縮にもつながります。
♦その2:肉の下準備
例えば豚ロースには脂と赤身の間に硬い筋がある為、そのまま焼くと反り返ってしまいます。
包丁の先で数か所切り目を入れる事で、筋に触らず食感が良くなります。
また、鶏もも肉等の余分な脂は、包丁で切り取っておきましょう。
もも肉の筋はとても硬いので、筋に対して直角に1~2cm幅で浅く切れ目を入れておきましょう。
ちなみに鶏皮は焼くと縮んでしまうので、焼く前にフォークで穴を開けておくと焼き縮み防止になり、下味をつける場合は味が早く馴染みます。
また、塊肉等を使用する際には、まず粗く刻んでから、薄切り肉なら細切り後に更に細かく切って粗いひき肉状にしましょう。
この下準備を施したお肉でハンバーグや餃子、肉団子等を作ると、ボリュームがあって歯ごたえも抜群の食感になりますよ!
♦その3:魚の下準備
魚介の下準備もとっても重要です。
例えばお味噌汁や酒蒸し等に良く使われるあさりとしじみですが、こちら砂抜きをする際、あさりは海水・しじみは真水って知っていましたか?
あさりの場合は水に対して2%の塩を入れて砂出ししましょう。
それ以上の濃度にすると、塩味がついてしまうので注意。
しじみは普通に水でOK!
どちらも30分~1時間程度おくと、砂出ししてくれます。
その際は冷暗所に置いておきましょう・
また食卓によく並ぶさんまですが、新鮮な物だとワタを取らなくてもそのまま焼いてOKなのですが、時間が経ってしまっているものだと、そのまま焼いてしまうとワタが苦いと思います。
取り方は胸ビレの付け根から頭を切り落とし、その切り口に包丁の先を入れ、はらわたを掻き出してから綺麗に水洗いします。
煮物に使用する時にもこのやり方で腹ワタを予め取り除いておきましょう。
下準備をしておく事で、料理の時間短縮にもつながり、手際が断然良くなりますよ!