海外留学って実際どう? その1
- 2016/3/14
一度は海外旅行、たとえば英語圏の国へ行って帰ってくると、「今度は英会話をもっと勉強してから行きたい」っていう人、多いんじゃないでしょうか。さらに海外への関心が強まると、ホームステイ、留学まで考える人もいるでしょう。
OECD、ユネスコ統計局の調べによると2011年の「日本人の海外留学者数」は、57,501人。留学者数の多かった国は…
・アメリカ合衆国:19,966人
・中華人民共和国:17,961人
・イギリス:3,705人でした。
実際に留学したかは別として、人気だけでいうとベスト3は、1位:アメリカ、2位:オーストラリア、3位:カナダなんだそうです。
留学サポートサイトで費用の一例を調べると…
・アメリカで1週間以上の短期ホームステイ:15万円以上〜
・ニュージーランドで6週間以上: 35万円以上〜
・オーストラリアで2年以上のワーキングホリデー:42万円以上〜
機会があればホームステイや留学ってしてみたい気するけど、実際のところどうなんでしょう? ということで、つい数年前まで本格的に4年間、アメリカ・サンフランシスコの大学で過ごした知人の20代女性に、留学の魅力について聞いてみました。
●海外留学しようと思ったきっかけと、留学期間は?
もともと英語が好きで、高校時代に通っていた英会話学校の先生が留学経験のある素敵な人だったんです。その先生の勧めで、高校2年の春休みにアメリカL.A.のホームステイプログラムに参加しました。そこでの経験がとても楽しく、もう少し長い期間海外で生活したいなと思ったのが最初です。それと、日本の大学に入っても、周りに流されてサボって勉強しなくなるかもしれないし、だったら卒業が大変といわれる海外の大学を卒業して「自信をつけたい」と思ったのがきっかけです。高校卒業後、1年間アルバイトをしながら資金やら英語など留学準備をして、アメリカ・サンフランシスコの大学へ4年間留学し、卒業後日本に帰ってきました。
●留学先の選び方や、そのための準備は?
通っていた英会話学校にお願いして、TOEFLの成績と照らし合わせて留学先の大学をいくつかリストアップしてもらい、その中から気候のよさそうなサンフランシスコを選んだんです。経済的な事情と、(いま思うと)両親が私の本気度をみるためもあって、留学準備金は自分で貯めました。目標100万円!を目指して、高飲食店でのアルバイトをしながら英語の勉強を1年間続けました。我ながらよく頑張りましたね(笑)
●留学して最初の印象、大変だったことは?
私が留学したのはカリフォルニア州のサンフランシスコ。渡米前は、年中暖かい所だろうってふつう想像しますよね。ところが私が住んでいた所は、夏でも15℃くらいで、案外寒くてびっくりしました。留学生は1単位あたりに支払う金額が、現地の学生の約2倍だったので、ホントいつも貧乏生活でした(笑)。スニーカーにジーンズ、リュックのスタイルだったので、日本に帰国後はおしゃれを忘れてしまっていて、当初困惑しました。あと細かいお話しですが、「スーパーには薄切り肉がない!」。