ゴールデンウィークだから断食してみよう
- 2015/4/20
ゴールデンウィークの予定は立っていますか。長期旅行でしょうか、各種イベントでしょうか、日頃できない買い物や家のことを片付けたりでしょうか。もしも特に予定もない、やりたいこともない、でもキレイになりたいと思っているなら、GWを使って断食してみませんか。
○断食するのは何のため?
人間の臓器は常に働いています。わたしたちが眠っている間も、わたしたちの臓器は活動しています。その臓器にちょっと休憩してもらうのが断食なのです。もちろん心臓や肺に休憩してもらうわけにはいきません。死んじゃいますからね。でも胃腸なら断食によって休ませることができます。消化吸収が抑えられれば肝臓や腎臓の負担も軽くなります。結果全体の臓器がちょっとゆっくりできるわけです。
○臓器が休憩したら何がいいの?
断食すると、毎日消化吸収に忙しく働いている胃腸がまず休憩に入ります。といっても活動が止まるわけではありませんよ、念のため。肝臓や腎臓は人間の体から毒素を分解したり排除したりする働きがあります。断食中はその働きを普段の食事に対してではなく、自分自身の体に対して行えます。つまり体の中に溜まっている様々な毒やゴミを、分解排除する仕事につけるわけです。
○毒素が排除されるとどうなるの?
体内に溜まっている毒素が排出されると、当たり前ですがスッキリします。血液が浄化され腸内もさっぱりするわけで、体重とは別の意味で体が軽くなる人が多いようです。ただし断食始めの頃は気分が悪くなったり吹き出物が出たりすることがままあります。これは蓄積された毒素が排出のためにいったん血液中に出てくるからです。この毒素が排出されれば症状は治まります。そして体の内側がキレイになることで外側も瑞々しさを取り戻すのです。
○断食は痩せるの?
断食はそのまま食事を取らないことです。人は普通食事でエネルギーを取り、それを体の活動にあてます。そのエネルギーが入ってこなければ、体は蓄積したエネルギーを活動に使います。そのエネルギーの蓄積場所が脂肪なわけです。断食で毒素が排出されると説明しましたが、この毒素の蓄積場所も実は脂肪なのです。断食をすることで「食事を取らないから痩せる」のではなく、「脂肪をエネルギーに使う」ために結果として痩せることになるのです。
○適当に食べるのをやめたら断食?
断食はある種の医療行為です。「明日から食べるのをやめよう」というのは断食ではありません。断食には準備期間、本断食、回復期間の3段階が必要になります。普段の生活の中でこの3段階をこなすのはなかなか難しいでしょう。でもGWの長期休み中ならばなんとでもなります。1日2日のプチ断食ならばネットにいろいろな情報がありますから、そちらを参考にしてください。一番いいのは各地にある断食道場のようなところに入所してみることです。3日間の短いものから1週間以上の本格的なものまで、いろいろな施設があります。
GWにあちこち旅行に行くのは本当に楽しいですよね。でもたまにはこんな珍しいことに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。断食で体をリセットして、また新たな日常を迎えてみるのもオツなものではないかと思います。