シャネルからユニクロまで、スーパーモデルから学ぶ自分らしいおしゃれ
- 2017/8/21
イネス・ド・ラ・フレサンジュというモデルの名前をを聞いたことがありますか?
今では、ユニクロとのコラボレーションをやっているフランス人モデルということで聞いた事があるという方も多いかと思います。
実は、イネスは1980年代、最高級ブランド、「シャネル」の専属モデルとなり、雑誌やファッションショーで大活躍し、世界中の女性の憧れの的となった、いわば、スーパーモデルの先駆者といえる女性です。
貴族出身のイネスは、知的で品があり、美しく、イネス以上に「シャネル」が似合うモデルはいないだろうといっても過言ではないと思います。今年、還暦のイネスはファッションモデルだけではなく、有名ブランドのコンサルタントをしたり、お店をプロデュースしたり、ファッション界では外せない存在となり、いまだに大活躍しております。
そんなイネスがカジュアルでお手頃、みんなの「ユニクロ」とコラボレーションをすると聞いた時、正直、驚かれた方も多いのではと思います。なんたって、イネスは「シャネル」をはじめ、高級ファッションブランドのトップモデルでしたから。
でも、彼女の私服コーディネイトを見るとカジュアルが主流で、「ユニクロ」の服がお気に入りなんだそうです。
カジュアルといっても、時には甘いカジュアルだったり、かっこいい男前カジュアルだったり、我々一般人のカジュアルとは全然違うカジュアルなのです。同じ「ユニクロ」の服を着ても全然違うのです。
普通のシャツ、ジーンズなど定番のシンプルなデザインで誰でも持っている、手に入る物を、誰でもマネできそうでいていて、そうは簡単に真似できないという、彼女らしさ、イネスならではの超スタイリッシュな着こなしにしてしまうのですね。
イネスのようにカジュアルを着こなすのはちょっと難しいとしても、彼女から学ぶ一味違うカジュアルの着こなしのコツを紹介します。
1. 自分に似合う色、デザイン、トレードマークを身に着ける
イネスは何色を着てもどんなデザインでもとにかく何を着ても似合いますね。我々一般人はそういうわけにはいきませんから、まずは自分に似合う色、デザインを知ることが大切だと思います。
おしゃれだなと思う人は、流行のモノを着ているというよりも、自分によく似合う服を似合うように着こなしてます。何を着ても似合うイネスでも、彼女なりに自分の長所を活かした着こなし、自分らしい着こなしを考えています。
また、自分を引き立ててくれるお気に入りアイテムをトレードマーク的に必ず取り入れています。イネスの場合は「ロジェ・ヴィヴィエ」のフラットシューズですね。
「ロジェ・ヴィヴィエ」は靴職人が作った最高の品質、ハイヒールじゃなくてもエレガントで女性らしく、背の高いイネスの大のお気に入りで、ほとんど、プライベートでは「ロジェ・ヴィヴィエ」の靴を履いてますね。
2.「エフォートレス」でブレのない着こなし。
「エフォートレス」とはよく英語のファッションブログで使われている言葉です。「努力なし」という意味ですが、ファッションで「エフォートレス」な着こなしと言うと、頑張っている感がなくさりげないけど、スタイリッシュな着こなしの事です。
イネスは長年ファッション業界のファッションリーダーとして生きてますから、無意識でもスタイリッシュに着こなせるセンスが身についているのでしょう。また、何を着ても似合いますので、彼女の着こなしには、頑張ってる感がないのは当たり前かもしれません。
でも、ファッション業界にいても、頑張り過ぎ、不自然、実用性がないと思える着こなしの人も結構いますよね。イネスには全くそういうところがなく、常に自然で、シンプルで、エフォートレスでブレない自分のスタイルをしっかり持ってます。
3.頭の先から足のさきまで、ファストファッションブランドにしない。
「プチプラ」ファッションが大流行ですね。「プチプラ」なファストファッションを上手に着こなしをされている方もよく見かけます。ファストブランドはおしゃれで手頃な値段で助かります。
でも、ある程度の年齢になったら、ファストブランドの物を取り入れながらも必ず質のいい物を決め手に使うといいですね。
前にも触れましたが、イネスはユニクロのカジュアルな服でも「ロジェ・ヴィヴィエ」の靴や鞄と組み合わせてますね。
「ロジェ・ヴィヴィエ」の靴はちょっと簡単に手の出せる金額ではありませんが、例えば、手頃な値段の靴を3足買うのをやめて、少し高価でも、誰が見ても質のいいものを一足買うというのはいかがでしょうか?
それにしても、60歳には見えないとても素敵なイネス。彼女のぶれないおしゃれ哲学を参考に、雑誌に振り回されてばかりから卒業し、流行を取り入れながらも自分らしいおしゃれを探してみてください。