「投資信託」の3つのメリット!個人にも広がる投資の波
- 2015/6/5
2014年から少額投資非課税制度(NISA)がはじまりました。NISAの口座は2014年末までに800万件にもなるといわれています。もともと日本人はリスクをとって投資するよりも貯蓄にまわす傾向が高いと言われていました。しかし政府の財政赤字が累積し、社会保障制度も頼りなく感じられるようになった昨今では、日本人も自ら資産運用していく必要性が生まれています。
投資とひとくちに言ってもたくさんのものがあります。株式や国債、社債、不動産まで様々です。初心者からしたらどれがいいのか分からないのではないでしょうか?そこでおすすめなのが「投資信託」です。今回は投資信託が他の金融商品よりも優れている3つのメリットについてご紹介します。
少額からはじめることができる
投資と言えば、それなりにお金がかかるイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。実際には株式や国債で利益を出そうと思ったら数十万円、数百万円と必要になることもありますし、不動産になれば数千万円単位になります。
しかし投資信託は1万円程度からはじめることができます。投資信託は、複数の投資家から集めたお金を、専門家が運用する仕組みになっています。そのため、一人一人の投資額が少なくても、それを集めた大きなお金で投資することができ、利益もしっかり出すことができるのです。
専門知識がなくてもはじめられる
初心者が投資をはじめるときに障害となるもののひとつが、売買のタイミングです。特に株などは大きく価格が変動するため、タイミングによっては大きく損を出してしまうこともあります。しかし投資信託の場合は、投資の経験が豊富な専門家が運用するため、自分で売買するよりも成果が出せる可能性が高いです。
さらに「積立投信」などならば、投資信託の商品を購入するタイミングがずらせるため、さらに売買のタイミングによるリスクを抱えなくてすみます。これは投資信託という商品のもつ大きなメリットです。
安定的な運用が可能
投資信託は複数の投資家から集めたお金を運用するものでしたが、その集めたお金は一つの株や国債などの銘柄に投資されるわけではありません。複数の株や国債、社債などに分散されて投資されます。
投資の世界では「分散投資」といって、複数の銘柄に資産を分散させることは常識であり鉄則となっています。なぜならば、一つの銘柄だけに投資していれば、その銘柄が暴落したときに大きな打撃を受けますが、複数に分散させていれば、一つが暴落したところで少ないダメージしか受けることがないからです。これが投資信託のメリットです。
投資信託の3つのメリットについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?これから投資をはじめようと思っている人は、参考にしてみてくださいね。