ウェブマーケティングってどういうもの?
- 2015/6/11
高まる必要性
ウェブマーケティングとはウェブを通じての商品の宣伝や市場開拓、顧客創造などを包括的に表現した概念です。国内のEC市場は16兆円規模にもなっており、今後はさらに増大していくことが考えられます。あらゆる企業がウェブマーケティングに無縁ではいられなくなる時代が来ています。
ウェブマーケティングの手法は具体的には、検索連動型の広告やSNSを通じての情報収集・発信、SEO分析や顧客データを反映してのサイトの最適化などです。マーケティングを行なう上では大きく3つのポイントがあります。詳しく見てみましょう。
1)プレアクセス
マーケティングを行なう上で一番重要なのが、どのような媒体から誘導して自分のサイトに来てもらうかということで、これをプレアクセスと言います。サイトに来てもらわなければユーザーに情報を発信することも商品を売ることもできません。そのためアフィリエイト広告やリスティング広告、SEO、などの自分のサイトへユーザーを誘導する全ての手段を利用します。
プレアクセスを行なう上で重要なのは、いかにしてユーザーを誘導するか、いかにして興味をもってもらうか、ということです。直接的に商品の情報を流したところで、サイトに来るのはその商品をすでに欲している人だけです。そのため最近の企業は、商品とはあまり関係がなくてもまずはサイトに来てもらうために様々なコンテンツを作成して、SNS
を通じて拡散しています。ウェブマーケティングでなくても、例えば携帯会社のCMでは、サービスの説明よりもCM自体の面白さで人を引きつけるような工夫がされていることが分かります。
2)オンアクセス
プレアクセスはユーザーを自分のサイトに誘導するまでの過程で行なうマーケティングですが、次にこのユーザーを顧客化しなければなりません。これがオンアクセスです。端的にはユーザーがサイトに来てから、商品を購入するまでの流れのことです。
サイトに来たユーザーはまだその商品には興味をもっていないかもしれません。そのためサイトのアクセス数が増えたからと言って、それが売り上げにつながるとは限らないのです。そこでサイトに来たユーザーに、サービスや商品に対して興味をもたせることがオンアクセスでのポイントです。具体的には、広告をクリックすると最初に表示されるものランディングページを最適化することや、ユーザーのデータを収集し、そこからサイトを最適化することなどを行ないます。
3)ポストアクセス
最後に、サイトからサービス・商品を購入したユーザーと関係を構築していくことをポストアクセスと言います。これは商品を購入したユーザーに口コミしてもらって情報を拡散させることや、リピーターになってもらうことを目的として行ないます。具体的には、メルマガ配信、サイトのリニューアルなど、顧客化したユーザーに継続的に情報を供給し、興味を持たせ続けさせ、何度も利用したいと思わせるようなマーケティングを行なうことになります。
ウェブマーケティングの基本的な考え方について解説しましたが、実際にマーケティングを行なうにはもっといろいろな手法を学ぶ必要があります。詳しい手法についてはまた別に紹介しましょう。