収入保障保険のメリット・デメリット
- 2015/7/27
収入保障保険とは?
収入保障保険という保険があります。これは死亡保険の一種で被保険者が死亡したときに、保険金が支払われる保険です。たの死亡保険とのちがいは、保険金がまとまった形で支払われるのではなく、毎月一定額ずつ支払われるというところです。家族がいる人は、自分が病気になって万が一のことを考えたときに、残す家族のことが心配になります。自分が死亡した後も家族の生活を支えるために、収入保障保険に加入する人は多いのです。
収入保障保険は比較的安い保険料で手厚い死亡保障を受けることができるため、遺族の生活保障の保険としてとてもおすすめの保険です。基本契約としては死亡、もしくは高度障害となったときの保障があり、特約としてその他の病気についての保障が付帯されます。
メリット
・比較的安い保険料
収入保障保険は、保障の対象を死亡・高度障害に限定し、保険金を毎月一定額にしているため、それだけ保険料が安く設定されています。他の保険に入っていても加入しやすい保険です。
・家族の生活を支える
毎月一定額の保険金が支払われるという特徴があるため、家族の生活を継続的にサポートすることができます。公的年金で遺族年金も支払われるため、遺族年金+収入保障保険で、最低限の生活はサポートすることができるでしょう。特に出費の多い子どもの教育期間だけでも加入すると安心です。
・高度障害になったら保険料免除
被保険者が高度障害になった場合、保険料が免除され保障は継続して受けることができます。
デメリット
・保険金の総額は逓減する
保険金は決められた契約期間の間、毎月一定額が支払われます。そのため契約から時間がたつほど支払われる保険金の総額は少なくなっていきます。例えば契約期間が15年で毎月の保険金が10万円だとすると、契約後5年で保障を受けることになった場合、受けとれる保険金の総額は1200万円になります。しかし契約後10年で保障を受けることになった場合、保険金は600万円しかもらえないことになります。一般的に死亡のリスクは年齢を重ねるほど高くなるため、保障の総額が逓減するのはリスクになります。
・解約返戻金が少ない
保険料が安く抑えられている収入保障保険ですが、その分解約返戻金は少なくなっているものが多いです。満期まで契約する見通しを持って契約した方がいいでしょう。
収入保障保険がおすすめな人
収入保障保険は家庭において働き手になっている人を被保険者として契約するべき保険です。夫しか働いていなければ夫に、共働きならば収入の多い方に契約するといいでしょう。収入保障保険がおすすめなのは、まだ貯蓄の少なく子どもが小さい、もしくはこれから産まれる予定である20代、30代の夫婦です。子どもにかかる将来の教育費や生活費のことを考えれば、万が一の場合に備える収入保障保険の必要性は高いです。