知ってるようで知らなかった!? 「料理全般の小ネタ集」
- 2016/1/28
最近のTVのバラエティ番組は、クイズ・雑学番組が多いですよね。一番の理由は、製作費が安くあがるからだと思いますが、そのせいか、「雑学」って以前より生活に」浸透してきましたよね。
会話の最中にウンチクばかりかたむけるとイヤがられますが、ほどよくトッピングすれば、仕事でもプライベートでも場が盛り上がりますよね。そこで料理の小ネタをいくつかご紹介しましょう。
絹豆腐と木綿豆腐、大豆の栄養価が高いのはどっち?
皆さんは、豆乳などを綿の布でこすと木綿豆腐、絹の布でこすのが絹ごし豆腐、なんて思っている人いませんか? 実際にはどちらも木綿の布でこします。では、大豆の栄養素をより多く含んでいるのはどちらでしょう? 正解は木綿豆腐です。木綿豆腐は綿の布を敷いた木型にニガリなどの凝固剤を加えた豆乳を流し込み、重しを乗せて水分を押し出して作ります。このため少しカタめなんですね。一方、絹ごし豆腐は、重しを乗せずに自然に固まるのを待ちます。結果、木綿ごし豆腐は水分を押し出した分、同じサイズでも大豆栄養素の割合が高くなるわけです。ちなみに、絹ごしとは、水分を多く含んで表面がみずみずしく絹のようになめらかなので、この名称がつけられました。
世界中のさまざまな料理にあう万能調味料って?
古くからの発酵食品の代表で日本料理に欠かせない調味料「醤油」。一般的な濃口醤油や色や香りが控えめな淡口醤油、とろみと独特な香りが特徴の溜り醤油など種類もいろいろですね。日本料理だけかというと、照り焼きハンバーグなどには醤油とみりん、パスタ、カレーなど日本料理以外の隠し味としても使われます。なぜ醤油がこれほどまでにオールマイティな調味料かというと、それは、絶妙な味のバランスがとれているからです。
人間には、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味という5つの基本的な味覚があります。これらすべてがバランス良く含まれているのが醤油なんですね。ですから、日本食ではスタンダードな主役の調味料、洋食などでは料理をひきたてる隠し味になりえるんです。
ただし、塩に比べてしょっぱさが足りないと思われがちな醤油ですが、醤油のほうが塩分濃度が高いのでかけすぎには要注意です。
フォーマルな席での乾杯は、なぜシャンパンなの?
結婚式の披露宴やパーティ会場での乾杯の時、また船の進水式の時にも、必ず登場するのがシャンパンですよね。
理由の一つは、初代フランス国王が戴冠式をシャンパーニュ地方で行っていて、その際、シャンパーニュ地方のワインが登場したから。もう一つは、ナポレオンが戦いはじめる際、必ずシャンパンを開けていたからという説もあります。おめでたい雰囲気を演出だけでなく、低アルコールで食前酒に適しているからという理由もあるようです。いずれにしても、シャンパーニュゴールドという色の名前があるぐらい、あの淡い琥珀色は魅力的。女性にとってはビールよりもエレガントで飲みやすいドリンクですよね。なおアルコールが苦手な人は、乾杯の時にミネラルウォーター(炭酸入り/なし)を注文しても、マナー違反にはならないそうですよ。