かわいくてメンタル最強!テイラー・スウィフトの魅力とは
- 2016/12/9
今、世界でもっとも売れているアーティスト、テイラー・スウィフト。
昨年10月に発売されたのニューアルバム「1989」は世界中で大ヒット中。シングルカットされた「shake it off」は、聴いていると思わず体が動いてしまうノリノリの曲で、もちろん日本でも大ヒット中です。
彼女のファッションをリスペクトしている「テイラー女子」なる日本の女子達も増殖中。
2015年5月5日と6日に東京ドームでのライブが行われて、たいへん盛り上がりましたね。
アルバムのタイトルと同じ、1989年12月13日生まれ、25歳になったばかりの若い彼女に世界中がなぜ魅了されるのでしょうか?
アメリカのペンシルバニア州レディングで生まれたテイラーは、プロのオペラ歌手であった祖母と、女性カントリー歌手のリアン・ライムスの影響を受けて、わずか10歳にして「カントリー歌手になりたい」と決意し、詩を書き始めたとのこと。
驚くのは、カントリーミュージックというジャンルを選んだこと。
カントリーミュージックというのは、アメリカのティーンのあいだでは、ダサイ音楽と分類されており、本気でカントリー歌手を目指す彼女は、同年代の子たちからバカにされたり、いじめにあったりもしていたのです。
ローティーンのころに、学校でバカにされることほど、つらいことはないでしょう。バカにされるのが怖くて、本当は好きなことも、嫌いと言ってしまったなんて経験ありませんか?テイラーはのちのちその頃のことを振り返ってこう言っています。
「つらい試練だったけど、乗り越えられたことで強くなれた。バカにしてきた人たちのおかげね」
そんな彼女の本気度を後押しするように、テイラーが14歳のときに、家族みんなでカントリーミュージックの聖地であるテネシー州ナッシュビルに引っ越します。そして16歳のとき、アルバム「Taylor Swift」をリリースしてデビューし、カントリーミュージック部門で見事1位を獲得するのです。
「自分の好きなことを追及する」という姿勢。テイラーの中には、それが根幹としてあるのでしょう。その後、人気アーティストとなっていからも、その姿勢は、変わることなくつらぬかれています。
例えば、テイラーのファッション。
本人も発言していましたが、彼女は60年代70年代のファッションが好きで、その時代の女性が着ていたような清楚なワンピースを愛用しています。
テイラーは、身長180センチというスーパーモデルのような恵まれたプロポーションなので、そんな彼女が着ると、清楚なワンピースも現代的でおしゃれな感じに見えてしまいます。
普段着は、ボーダーのトップスを好んで着用したり、シャツに短パン、ニットにジーンズなど、私たちでもマネできてしまうような普通のコーデで、いわゆる普通の良い子が着る服装が多い印象。
レディガガのように奇抜なファッションを求めているトップアーティストが多い中、テイラーの存在は異色です。
そして、一番印象的なのは、彼女の唇の色。ヌーディーなピンクやオレンジが主流の最近の風潮ですが、彼女の口紅は常に真っ赤です。
金髪に白い肌のテイラーには、真紅の口紅が良く似合って美人度を引き立てています。
流行に流されず、「自分の好きなものを追及する」という姿勢。
批判されたり、バカにされることもある。それにも負けずつらぬく為には、いじわるな言葉を聞き流し、振り払う意思の強さが必要です。
テイラー・スウィフトの「shake it of」という曲はまさに「とやかく言われても私はそんなの気にせず前に進むのよ」という歌詞の曲なのです。
なにせ「元カレが新しいガールフレンドを連れてきてて、彼女にオーマイガッって言われちゃった。でも私はそんなの振り払って素敵な人を誘って踊るだけ」と歌うメンタル最強女子のテイラー。
その状況って女子的にはけっこうツライはずなのに、あえてへこまず、その場を楽しむなんて強い!かっこいい!
それなのに、PVでは、ダンスが驚くほどヘタだったりする姿がかわいくて、完璧なアーティストっぽくないところが親近感をもたせます。
歌詞も自身の失恋を題材にしていて、あまりにも赤裸々すぎて話題になることもしばしば。テイラーの場合、元カレも有名な俳優や歌手ですから。
その等身大の嘘のない20代女子の姿こそが愛される理由なのでしょう。
わたしたちと同じように、恋愛して親友と遊んで家族を大事にしているテイラー・スウィフト。
アメリカでは、かつてジュリア・ロバーツが持っていたアメリカンスウィートハートの称号。
アメリカ人の理想の恋人というような意味で、どんな世代の人が見ても好感がもてる、好きにならずにはいられない女性に贈られる称号です。
今、アメリカでは、テイラー・スウィフトがアメリカンスウィートハートと呼ばれています。美人でかわいくてセクシーで、頭がよくて強い意志がある、でもちょっと抜けていてお茶目なところがある女の子。
日本人の私たちにも、十分伝わってきますね。
ファッションをマネするのもいいけれど、かわいらしさを持ちつつ、強い意志をつらぬくメンタル最強女子をめざすと、テイラーのような素敵な女の子になれるかもしれません。