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運動がわりに「発声練習」を習慣に
- 2016/11/14
「健康」と「美容」のために実践したい三本柱といえば、「食事」「運動」「睡眠」ですよね。
ところが、忙しい現代人にとって、この三つをあらためるのは並大抵のことではありません。ただ、唯一、みずからの意思で実行できることは、「運動」でしょう。
とはいえ、スポーツクラブに入会して、週に一度だけ汗を流すのでは、むしろ逆効果。食欲がすすみ、かえって体重が増えたり、脂っこい食事をして、コレステロールが溜まったり、あまり良い結果にはならないものです。
その上、これまで長い期間、まとまったスポーツをしていないにもかかわらず、急激に体を動くと、必要以上に心拍数が上がり心臓に負担がかかることに。
ここで、よく唱えられるのが「歩くこと」。ですが、毎日、目的地より一駅手前で電車を降りて、徒歩に切り替えるのは、時間がもったいないと思いませんか。では、運動量を増やすために、気軽に取りくめて、長続きをするものはないのでしょうか。
そんな方は、「発声練習」の習慣をつけてみてはいかがでしょうか。声を出すのは、全身運動ですし、顔の筋肉を大きく動かすので「たるみ」予防にも最適。家族や、近所の手前なかなか家で大きな声を出すのは抵抗がある、という場合は、大判のバスタオルを八つ折にして、口元に当てると結構な防音効果がありますよ。
はじめは、「ア・イ・ウ・エ・オ」からはじまる、日本語の五十音を、ゆっくり、はっきり唱えるのがおすすめ。簡単ですが、声を出すのは、どんな感覚なのか、という勘がつかめてきます。そして、たとえば、「カ行」は得意でも、「ラ行」は苦手といった、みずからの話し方の特徴がわかってきます。ここで、力んで大きな声を出す必要はありません。そして、無理矢理、高い声、可愛い声を作らないでください。
普段から営業や、電話に出るときに無意識に声を変えているため、はたして、地声がどのトーンなのかわからないという方は、五秒から十秒ほど「アー」と、何も考えずに声を出してください。このときの声の高さが、己にとって一番自然な音です。
あくまで、自分が自然に話すときの声の高さで充分です。アニメーションのキャラクターボイスを真似をしたり、不自然な発声を繰り返すと、咽喉に負担がかかりますから。
息が上がるほどの激しいトレーニングをしなくても、「声出し」をするだけでも、軽いスポーツと同じくらいの運動量になります。続けていると、声にハリとツヤが生まれるのも嬉しいところです。