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聞いてみた、やってみた、頭痛・肩こり解消法
- 2015/9/29
15歳以上の日本人のうち3人に1人、全体で3000万人以上が悩んでいるといわれる「頭痛」。 皆さんはいかがですか?
特に理由が見あたらないのに定期的に頭痛がするという人は、市販の薬で対処せず一度は病院で見てもらうことをオススメします。クモ膜下出血や脳腫瘍など危険を伴う「二次性の頭痛」だったら大変ですからね。
でも診断してもらうと、たいていの人は「一次性の頭痛」と診断されると思います。「片頭痛(へんずつう)」、「緊張型頭痛」、「片頭痛+緊張型頭痛の混合型」、「群発性頭痛」のどれかですね。頭痛というとたいてい頭が部分的に痛むので、片頭痛だと思い込みがちですが、大きく分けると「偏頭痛」と「緊張型頭痛」になるかと思います。
●この2つの頭痛、原因は正反対だって知っていました?
■片頭痛
【原 因】
・脳の血管が急激に拡張することで痛みが発症。心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張する。そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激などが原因。
【予防法】
・週末の寝だめや二度寝は、空腹と寝すぎが重なって片頭痛を重くする。
・チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなどの摂り過ぎに注意。
・コーヒー、紅茶、日本茶に含まれるカフェインは血管を収縮する作用があり、適量を飲むのはOK 。
【対処法】
・冷やすのはOK、温めるのはNG。
■緊張型頭痛
【原 因】
・頭の横の筋肉や肩や首の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで痛みが発症。精 神的、身体的ストレスの他、パソコン操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい。
【予防法】
・同じ姿勢で長時間の作業をせず、適度に休憩し、肩や首のストレッチをする。
【対処法】
・冷やすのはNG、温めるのはOK。
偏頭痛は血管が収縮するため、緊張型頭痛は血管が拡張するのが原因なんですね。対処方法も冷やすのと温めるのとで、まったく正反対です。自分がどちらかを簡単に見分ける方法は、頭痛がするときに深くお辞儀をすると痛みが増すのが偏頭痛、お辞儀をしても痛みは増さないのが緊張型頭痛なのだそうです。
●慢性頭痛の一番の解消方法とは?
普段はデスクワークで、ここ10年ほどほとんど運動不足という私は、8年ほど前から緊張型頭痛に悩まされています。一次頭痛の7割は緊張型頭痛なのだそうです。
最初の3年ほどは、2〜3週間頭痛が続き3カ月ほど痛みがない、というサイクル。痛みがある時は病院で処方されたロキソニンとデパケン(本来はてんかんの治療用の緊張緩和の薬)でほとんど痛みはなくなりました。
でも、4年、5年と経つうちに、痛い期間と痛くない期間が逆転。薬もあまり効かなくなってきたんです。
そこで、ほかに対処法はないかといろいろ聞いたり試したりました。
・マッサージ:3回ほど通いましたが、ほとんど効果なし。
・ハリ治療:試した人に聞いたところ、効果無しとのことでやりませんでした。
・骨格マッサージ: 骨格のレントゲンを撮影してから骨格矯正にポイントを置いた力任せではないマッサージでしたが、これが効果覿面。週1回で3回通っただけで、まったく頭痛がなくなりました。これはスゴイと安心していたところ、2カ月たらずで頭痛復活。再度このマッサージを受けましたが、なぜか今度は効果なし。不思議。
・適度に体を動かす:昨年の夏、引っ越しの準備で、荷造りや部屋の大掃除で汗だくになり体を動かしたところ、またまた頭痛解消! したのに1カ月半後に再発。これを機に、できるだけ毎日ウォーキングをするように心がけていますが、なんとなく頭痛のない期間が多くなった気がします。
とまぁ、結論として慢性頭痛、特に緊張型頭痛の解消法は、適度な運動することが一番なのかもしれません。
ちなみに知人は、ヨガをやるようになってから頭痛がなくなったそうなので、皆さんも日頃自分が運動不足ではないか、要チェックですね。