コアラで癒されたい東山動植物園
- 2016/6/21
東山動植物園は愛知県名古屋市にあります。市営の動植物公園で「名古屋市東山公園 動植物園」が正式名称です。1890年に公開された私設の「浪越教育動物園」を起源としており、100年以上に渡り名古屋の人々に親しまれてきています。1937年に東山動物園として開園した際には「東洋一の動物園」と呼ばれていました。広い敷地には動物園、植物園の他に遊園地や東山スカイタワーも併設されています。1日で回るのは大変な東山動植物園ですが、市営ということもあり料金は比較的低めに設定されています。1日で回りきれなくても、何度でも遊びに来られるのが魅力の動植物園です。
■500種を超える動物達に会える動物園
・動くぬいぐるみみたいなコアラの可愛さに癒されよう
東山動物園では、東京の多摩動物公園などと並んで日本で始めてコアラを公開しています。いつも寝ている印象のコアラですが、何と実際に1日18時間も眠っているとのこと。活動しだすのは夕暮れからなので、起きている時間に会えるのはなかなか難しいかもしれません。しかし、寝ていてもかわいいコアラ。東山動物園では展示室を大きなガラス張りにし、通路を暗くすることでコアラが見えやすいように工夫がされています。存分に眺めて癒しのひと時をすごしてみては?
・ワ~オチューブで目の前に迫るライオン
動物の展示方法に、無柵放養式と言って従来の檻や柵などの遮蔽物を使用しないものがあります。東山動物園では日本で初めてライオン舎にこれを採用しており、ガラス越しにライオンをより近くに感じることができます。堀にかかる橋を渡って間近でライオンを見ることができる「ワ~オチューブ」が大人気です。
・メダカだらけの世界のメダカ館
世界中のメダカ類を展示、観察できるのが「世界のメダカ館」。数百種類に及ぶメダカだけの展示館を作ってしまうほどの力の入れようです。日本の自然多い風景を再現しながら、ニホンメダカの生息環境に近い状態での展示を行っています。また、科学展示エリアでは実体顕微鏡を使った観察を行えます。子ども達の自由研究などにもいいかもしれません。
・動物のこと、もっと知りたいなら動物会館へ
東山動物園は単なるレジャーとしての動物園ではなく、動物の研究、保全、教育としての分野にも力を入れています。動物会館には貴重な資料の展示があり、多くの研究資料がそろう図書館がおかれています。図書の貸し出しはできませんが、図書やビデオの閲覧のみでなく動物への質問も受け付けてくれます。子ども達が興味を持ったとき、つっこんだ質問や疑問に答えてくれる資料や人がいてくれれば、とても心強い味方ですね。
■植物園で散策を楽しもう
植物園には温室や、移築された白川郷の合掌造りの家があります。他にも自然林のコースが用意されており、それぞれ「万葉の散歩道」「薬草の道」などの散策コースになっています。洋風庭園や庵のある日本庭園など見どころも随所にあるため、1日中でも自然を楽しんでまわることができます。
東山動植物園には遊園地も併設されています。子ども向けのアトラクションが多いので家族連れにお勧めです。対象年齢が2歳からのものもあるので、小さな子どもも一緒に遊ぶことが出来ます。他にも東山スカイタワーが併設されており、東山のみならず市内を一望することができます。遠くまで見渡せる見晴らしのよさから、素晴らしい夜景も見られます。最上階にはお洒落なレストランもあるので、デートにもピッタリですね。