シンプルをきわめた調理器具 ストウブのココット

  • 2015/6/3

調理器具の基本中の基本といえば、鍋ですよね。
スタイリッシュなデザインの鍋は、モノとしての魅力に溢れ、美しい工芸品を見ているようです。

フランスのアルザスで生まれたストウブもそんな工芸品のような鍋のひとつです。

「なんてきれいな鍋なんだろう」
初めて見たときは、七宝焼きのようなその輝きに目を奪われます。
そこで、試しにちょっと手に取ってみると、ズシッと重い・・・

ストウブのココットは鋳鉄にホーロー加工を施した両手鍋で、溶かした鉄を砂型に流し込んでつくられています。
要するに、分厚い鉄の塊なのです。美しいホーローをまとって、その無骨な姿を隠していますが。

こんな重い鍋は扱えないよ・・・
しかも値段は2万弱~3万強。

同じ鋳物ホーローのココットでは、同じくフランスのル・クルーゼが有名ですが、ル・クルーゼが家庭用として愛されているのに比べ、ストウブはレストランで使っているシェフが多いと聞きます。
そんなにすぐれているのならと思い切って手に入れると、
その実力の虜になってしまいました。

ストウブのココットでつくった料理は、特別な手を加えているわけではないのに、どれもとても美味しく仕上がるのです。

そのヒミツは分厚い鉄の本体と、重いフタの裏にあるピコと呼ばれる突起にあります。

例えば、ストウブのココットで野菜を蒸す場合、水を加える必要がないのです。
野菜を洗ったときに表面についた水と素材自体の水分で蒸すことができます。重く分厚いフタが蒸気を閉じ込め、蓋の裏のピコによって旨味を含んだ水分が、中の食材にシャワーのように降り注ぐからです。
また、分厚い鋳物ホーローは熱を閉じ込めるため、弱火でじっくり火を入れることができるので、優しい味に仕上がるのです。

アクアパッツァ、ブイヤベースといったスペシャルな料理から、ポトフ、ロールキャベツのような洋食、豚汁や煮物といったカジュアルな和食、カレーや肉じゃがのような家庭料理まで、幅広くストウブが美味しくしてくれます。

それだけではありません。
ご飯も美味しく炊けるのです。
ストウブでご飯を炊くと、炊飯器ではなかなか辿り着かない、ふっくらもちもちに仕上がるのです。

さらに、オーブンの代わりになります。
ストウブは鍋のなかに均一に熱が入るのでオーブンの代わりになり、プリンや焼きリンゴを美味しく作ることができるのです。

食材の旨味を引き出す、優れもののストウブのココットですが、欠点もあります。

まず、重いということ。重さはメリットでもあり、デメリットでもあります。
料理をしている最中には鍋を振ったり、回したりする必要がないため、重さは問題にならないのですが、洗うときは大変です。
食洗機でも洗えるようですが、スポンジで手洗いするとき、落として鍋にキズをつけないようにするためには、筋トレをしているのだという覚悟が必要です。

それから、値段が高いということです。
これはひとつひとつ手作りされているため仕方がないですかね。

楽天やアマゾンでけっこう安く売られていることもあるようなので、気になる方はチェックしてみてください。

ストウブのココットは料理好きならひとつは持っていたい鍋ですね。

ストウブのホームページ → http://www.staub.jp/ja/home.html

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