発酵食品のチカラとは?身体の内側からキレイに美しく
- 2017/10/5
近テレビや雑誌でよく取り上げられている発酵食品。
お味噌、納豆、ヨーグルトやお酒など、普段から食しているものも多いですが、発酵食品を取ることで得られるメリットを知って、より効果的に食べて、美しく健康な身体を作りませんか。
なぜ発酵食品が体に良いのでしょう?
参照:https://health.xgoo.jp/diet/lc_images/ar0000225_001_01.jpg?version=2017091301&
発酵食品とは、微生物の力を借りた加工食品の総称です。微生物の力によって、元々の原料にはなかった栄養価が加わったり、身体に吸収されにくい栄養素を吸収しやすくする手助けをしたり、保存性を増したり、うまみ成分を引き出したりします。
又、美容の面では、発酵食品の持つ抗酸化作用による、アンチエイジング効果や、メラニン色素を抑えて、美白を保つ効果があるんです。
そして、更にすごいのが、ヒアルロン酸の10倍もの保湿効果があるポリグルタミン酸も豊富に含まれていて、乾燥からくるシワやくすみにも大きな効果があることです。
健康の面からいうと、発酵食品に含まれた酵素がデトックス作用をもたらし、身体の老廃物を押し流して、内蔵機能の働きを正常に戻し、それが美肌へとつながります。
こんなよいこと尽くめの発酵食品ですから、是非毎日効果的に取りたいですよね。
発酵食品は大きく分けて2種類
発酵食品に含まれるのは乳酸菌ですが、植物性と動物性発酵食品の2種類あります。両方とも発酵食品としての効能はありますが、動物性の場合脂肪分が多いので、摂取量には気をつけることが大事です。
植物性:植物に含まれる果糖やブドウ糖などをエサにして育つ乳酸菌。元々植物など栄養素の少ない環境で育つため、生命力が高く、胃酸にも負けずに、生きたまま腸まで届くのが特徴です。
動物性:動物の乳糖をエサに育つ乳酸菌。栄養価の高い環境でないと生きられませんが、死滅した乳酸菌は、腸内にいる善玉菌にエサになるため、腸内環境を整えるのに役立ちます。
参照:http://www.ucoop.or.jp/kurashi/files/110622_07.gif
生野菜よりもお勧め、毎日ぬかづけをひと皿加えましょう
米ぬかには、脳の認知機能に大事なビタミンB1とB6の吸収率を上げる作用があります。又最近の研究では、米ぬかに含まれる酪酸菌が免疫細胞を増やして、消化作用を助け、大腸がんの抑制となることが分かっています。
ぬかみそは、作るのも保存するのも面倒だと思っていませんか?
今は、既に作ってあるぬか床がネットなどで簡単に手に入ります。ホーローやガラスの容器を用意して、その中に市販のぬか床を入れて、お好みの野菜を入れれば、後はお好みの漬け具合を待つだけ。冷蔵庫で保存すれば、毎日かき混ぜる必要もありません。
ぬかづけは、元々持っている野菜のビタミン吸収率を上げるので、色々な野菜をおうちで漬けて、毎日少しずつ食べるようにしましょう。
お酢を上手にとりましょう
お酢には、血圧を低く保ち、血中脂肪、内臓脂肪を減らす作用があります。米酢、りんご酢など、どんなお酢にも効果はありますが、特に効果が高いとされているのが黒酢です。
毎日飲むだけで血液がサラサラになり、血行が良くなるので肩こりが軽減されます。又、毎日大さじ一杯のお酢を取ると、血圧を低く安定することが出来る効果があります。
すっぱいのが苦手だという方は、りんご酢に、輪切りにしたオレンジやりんごなどを漬け込んだフルーツ酢とハチミツを混ぜたものを希釈して飲んでみてはいかがですか。水の代わりに牛乳で希釈すると、ヨーグルトドリンクのようなトロトロになっておいしいですよ。
又、忘れてならないのが、お酢に含まれる抗菌作用。これによって、口の中や消化器官の有害な細菌を減らすことができるので、口臭予防になります。
参照:https://anaba-na.com/5701.html
コンブチャ
1970年代に大流行した、紅茶きのこ。そもそもはロシアで伝統的に飲まれていた発酵飲料が日本へ伝わり大ブームとなり、その後アメリカで90年代くらいからセレブを中心にジワジワと人気が出てきました。
今では紅茶きのこと呼ばず、コンブチャと呼ばれていますが、昆布とは全く関係なく、甘い紅茶を酵母菌で発酵させた飲料のことです。
コンブチャは市販されているキットを使って、おうちで作ることが出来ます。プクプクと瓶の中で発酵してる様子が見られて、酵母菌が生きているのが感じられますよ。
参照:http://xn--tck2a0d9b3d234yot4a.net/
キムチ
韓国の女性の白くて輝くような美しい肌の秘訣はキムチ。キムチ1グラムには1億以上の乳酸菌が含まれているそうですが、この乳酸菌は非常に強く、腸内環境を整えるのに役立ちます。又、GABA(ギャバ)と呼ばれるアミノ酸を作り、これが脳内血流の改善、血圧の降下や精神安定に役立ちます。
唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは、消化吸収をよくしたり、脂肪を燃焼させて肥満を予防するなどの効果もあります。
ただし、塩分と刺激成分が含まれるので、摂取過剰は危険です。普段漬物を食べる程度の量であれば問題ありません。
このほかまだまだ魅力のある発酵食品は沢山あります。お味噌やお醤油、みりんといった調味料も伝統的な発酵食品ですので、毎日の食事に効果的に取り入れて、きれいを保ちましょう。