こんなダイエットでは絶対に痩せない! 糖質制限の落とし穴
- 2015/5/19
糖質制限をしているのに、ちっとも痩せないという方、意外と多いと思います。
ダイエットって、してるつもりになっていることが、けっこうあるんですよね。
よくありがちな、間違った糖質制限を見ていきましょう。
【ご飯を抜いてもデザート】
よく糖質制限はご飯を抜くだけって言いますよね。
でも、ご飯以外でも、糖質が多く含まれているものは多いですよ。
その代表的なものが、甘いものです。
こんなことをしていませんか?
・夕飯はおかずだけにして、白いご飯は食べないんだけど、食後に必ずチョコレートやプリンを食べる。
・帰ってきたらとりあえずお腹が空いているので、お菓子を食べる。
・お酒を飲んで帰ってくるときは、必ずコンビニで甘いものを買う。
甘いものやお菓子には、どのくらい糖質がふくまれているのでしょうか?
成分のなかに含まれるおよその糖質の割合を見てみると、
・ミルクチョコレート⇒約50%
・プリン⇒約15%
・アイスクリーム⇒約25%
・ドーナツ⇒約50%
・ビスケット⇒約80%
・ポテトチップス⇒約50%
・せんべい⇒約80%
プリンやアイスクリームの糖質が低いのは、成分の2/3が水分だからです。
ビスケットのように水分の少ない菓子類は、ほとんど糖質でできています。
ポテトチップスやせんべいのように、甘くなくても糖質が多い菓子類はたくさんあります。
白いご飯(炊いた精白米)で一杯約150g中、糖質は約55gですから、同じ150g食べたら、チョコレートやビスケット、ポテトチップスのほうが、ご飯より糖質が多いのです。
まあ、チョコレート150gは板チョコなら3枚分なので、確実に食べすぎですが・・・
【清涼飲料水をガブ飲み】
清涼飲料水(一般的な甘いペットボトルの飲物ですね)や炭酸飲料は、中身の1割くらいが糖質です。
カロリー0などで、糖質がほとんど含まれていないものもありますので、ラベルの裏面にある栄養成分表示で糖質(多くは炭水化物と表示されています)の量を確認するのがよいと思います。
ただ、カロリー0は人工甘味料を使っているので、人工甘味料の体への影響という心配は残ります。
水分補給のつもりが糖質をたっぷりとっていた、ということを防ぐためには、ペットボトルを買うときは、なるべくミネラルウォーターかお茶にするのがよいでしょう。
野菜ジュースも落とし穴になりやすい危険な飲物です。
糖質の量は10%程度ですが、水代わりにごくごく飲んでいると、結構な量の糖質を摂ることになります。
【糖質たっぷりのおかず】
いくら白いご飯を抜いても、おかずにたっぷり糖質が含まれていたら無意味ですよね。
糖質の多いおかずの材料の、成分に含まれる糖質の割合を見てみると、
・ジャガイモ⇒約20%
・カボチャ⇒約10~20%
・にんじん⇒約10%
・レンコン⇒約15%
・インゲン豆、エンドウ⇒約10%
ちなみに果物の糖質は、
・バナナ⇒約20%
・ぶとう⇒約15%
・みかん=約10%
コロッケやポテトサラダをおかずにすると、白いご飯を抜く意味はほとんどなくなってしまいます。
糖質制限で効果を上げるためには、本気で糖質を抑える必要があります。
知らず知らずのうちに糖質を摂っていると、いつまでたっても痩せないということになってしまいます。
糖質制限をする時は、例えば、夜は糖質を摂らないと決めたら、おかずの糖質も減らして、デザートを食べることも控えるべきなのです。
結局、痩せるのって自分との闘いなんですよね。