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風邪かな?と思ったら貼るカイロを使おう
- 2015/6/3
鼻水や咳が止まらず熱がけっこう上がったら、まあたいていは風邪ですよね。でもその手前、なんだか喉がイガイガイしたり微妙に鼻が詰まったりだと、薬も飲まずに放置してしまうことが多いのではありませんか。そんな時にちょっと試して欲しいことがあるんです。
まずはじめに、西洋医学(いわゆる普通のお医者さんですね)では、風邪は体に入ったウィルスが起こす様々の炎症の総称です。これはまったくもって正しいです。風邪のためのお薬というのはありませんから、風邪の症状を抑える薬がだされます。解熱剤や咳止め、鼻のお薬などですね。これは大人と子どもで違いはありますが、人によっての違いはありません。
東洋医学での風邪は、外からの邪と体内の邪が反応して起こることになります。医学的にも大雑把には正しいですよね。西洋医学と違うのは、同じ風邪でも人によって症状が違い、症状と体質で出てくるお薬も違ってくることです。ただ誰でも、大人でも子どもでも、同じことがあります。それは風邪の通り道です。
風邪の通り道ってなんだろうと思うでしょうね。これはつまりツボです。背中の肩甲骨のちょっと上、首のちょっと下あたりに風門と言われるツボがあります。誰かに背中に手を置いてもらいましょう。肩甲骨の間に置いた手の中指を背骨に合わせてもらうと、ちょうどその指先の左右あたりが風門です。手の大きさによっても違いますが、ここではおおまかな位置がわかればOKです。
もしも貴方に風邪っぽい症状があったら、この風門の下あたり、肩甲骨の間にカイロを貼ってみてください。この部分を温めることで体全体が温まって免疫力が上がり、結果初期の風邪を撃退できます。もちろん直にはるのではなくシャツの上から、熱ければシャツを重ねたり背中に1枚ガーゼやタオルをあてるなど工夫してくださいね。あと寝る時は貼ったままだと低温やけどになることが多いのでやめておきましょう。出先でも会社でも家事の途中でも、なんだか風邪ひきそうと思ったら風門に貼るカイロです。
貼るカイロと同時にできるだけ体を休めて、ビタミンCのサプリを飲みましょう。生姜湯や梅干し入りのお茶もいいですよ。食べ物は消化のいいものを控え目にしてください。風邪なんて誰でもどうしてもひくものです。万病の元と言われるくらい、こじらせたら確かに厄介です。でも初期に撃退できれば問題はありません。風邪っぽいなと思ったら、それはちょっと休憩しようという体のサインだと思えばいいのです。