ダイエット中なのに飲み会が……飲んでも太らないお酒は?
- 2015/6/11
ダイエット中でも飲み会の誘いは断れないもの。
でも、今日だけはと、調子に乗って飲んでしまうと、後で体重計に乗ったときにひどいことに……
お酒には太りやすいものと太りにくいものがあります。
それをしっかり押さえて、太らない飲み方をしたいものです。
【醸造酒と蒸留酒】
お酒はおもに醸造酒と蒸留酒に分けられます。
醸造酒とは原料を酵母で発酵させてつくるお酒です。
主なものにビール、ワイン、日本酒があります。中国の紹興酒も醸造酒です。
醸造酒のアルコール度数は高くても20%くらいです。
蒸留酒とは醸造酒を蒸留してつくったお酒です。
主なものではウィスキー、ジン、ウォッカ、焼酎、ブランデー、泡盛・・・と、いろいろな蒸留酒があります。
蒸留酒は、醸造酒を蒸留して純度を高めるため、アルコール度数は30%以上でなかには90%以上というものもあります。
その他に混成酒というお酒もあります。
これは醸造酒や蒸留酒にハーブや果実、糖などを加えてつくられるお酒です。カクテルでよく使われるリキュールが代表的な混成酒です。料理によく使うみりんも混成酒です。
【糖質とカロリーが低いのは?】
醸造酒は糖を酵母で発酵させてつくるため、糖質が高く、アルコールあたりの量で比べると、カロリーも高くなります。
それに対し、蒸留酒はほとんどアルコールと水だけでできていて、糖質は含まれていないため、糖質制限ダイエットをしている場合、飲んでもまったく問題ありません。
カロリーを考えると、アルコールは1gあたり7kcalですが、アルコール度数の低いビールなどと違い、アルコール度数40度のウィスキーをストレートでジョッキ1杯飲むことはふつうできません。
また、アルコールは摂取しても2/3程度しかエネルギーとして使えないといわれています。
つまり、飲んでも太らないのは蒸留酒です。
【蒸留酒の上手な飲み方】
いくら蒸留酒が糖質ゼロだからといって、甘いカクテルにしてしまっては意味がありません。甘いカクテルにはシロップが入っているか、糖質の高い混成酒が使われていることがほとんどだからです。
ウィスキーや焼酎はアルコール度数が高すぎてロックやストレートで飲むのはムリだという方が多いと思いますので、ハイボールやウーロンハイがよいでしょう。
蒸留酒を飲むときは、ソーダ水やミネラルウォーターやお茶など糖質もエネルギーも含まれていないもので割るのがポイントです。
(ご存知の通り、ハイボールはウィスキーのソーダ水割り、ウーロンハイは焼酎のウーロン茶割りです)
また、お酒を飲むときはアルコールの利尿作用で水分が奪われますので、度数が低くても、なるべく水を飲むようにします。
おつまみにも要注意です。
いくら蒸留酒で糖質を抑えても、おつまみから糖質を摂っては意味がありません。
フライドポテトやコロッケなどジャガイモを材料にしている料理は糖質が高いのでやめておいたほうがよいでしょう。
他にも揚げ物はカロリーが高いので、食べ過ぎには気をつけたほうがいいですね。
糖質を制限するなら、チーズ、卵、枝豆、あたりめ、など大豆、乳製品、魚介類のものをおつまみにするのがよいでしょう。
また、焼き鳥、サラダというのもよいですが、ポテトサラダは糖質の塊なのでやめておいたほうがよいでしょう。焼き鳥はなるべく塩でいただきます。甘いタレは糖質を多く含んでいるため危険です。
蒸留酒以外でも、糖質ゼロ、カロリーゼロという発泡酒や第三のビールなら飲んでも太らないでしょう。
飲み会でお酒が入ると、つい意識が緩んで高糖質高カロリーのものを摂取しがちですので、周囲にダイエットしている旨を伝え、食べたり飲んだりしないように監視してもらうのがよいと思います。
ですが、あまりにやり過ぎるとまわりが引いてしまうので、少々軽いノリで監視してもらったほうがよいでしょうね。