家具選びのチェックポイント よいベッドを買うには?
- 2015/6/16
家具を選ぶときにはいろいろなポイントがありますが、とくに気をつけたいのはベッドを選ぶときです。
ベッドは、その上で毎日寝るものですから、適当に選んでしまうと、
「腰が痛くて、何度も何度も起きてしまって、全然眠れない・・・」
そんなことになってしまうかもしれません。
ベッド選びのポイントはどこにあるのでしょうか。
【マットレス選びのポイント】
マットレスはベッドで最も重要な部分です。マットレスで寝心地が決まってしまうので、慎重に選ぶ必要があります。
マットレスのコイルについての説明で、よくボンネルコイルとかポケットコイルとか書かれているのを見かけませんか?
現在マットレスのスプリングはそのふたつが主流です。
ボンネルコイルはコイルが連結していて、マットレスがひとつの面として機能するようにつくられています。そのため硬さがあり、振動が伝わりやすくなっています。
低価格帯のマットレスにはボンネルコイルがよく採用されています。
ポケットコイルはひとつひとつのスプリングが独立しているのが特徴です。マットレスが体を点として捉えるようにつくられているため、フィット感がよく、振動が伝わりにくくなっています。
現在、高価格帯のマットレスの多くがポケットコイルを採用しています。
一般的にはポケットコイルのほうがよいと言われていますが、ポケットコイルでは体が痛くなるという方もいるので、必ずしもポケットコイルのほうがよいとは言い切れません。
大切なのは、自分に合ったマットレスを選ぶことです。
マットレスの合う、合わないは個人差がかなりありますので、ベッド売り場で実際に寝心地を確かめてみるのがよいと思います。
【フレーム選びのポイント】
寝心地はほとんどマットレスで決まりますから、フレームはインテリア性や機能性を考えて、好みのものを選べばよいのではないでしょうか。
ただ、耐久性には気をつけるべきです。軋みやぐらつきが出ないか、販売員の方に確認してみるのがよいと思います。
試しに寝てみて、あまりにも脆そうなベッドはやはり避けるべきですね。
また、ベッドの高さにも注意が必要です。
ベッドが低いほど、部屋に舞うホコリを吸い込みやすくなります。
【その他の気をつけたいこと】
折りたためるタイプのマットレスがありますが、折りたたみ部分に鉄の芯が入っていることが多いので、そこが腰にあたって痛いと感じる方も多いようです。
折りたためるタイプのマットレスは引っ越しには便利ですが、快適な眠りを考えると、折りたためないタイプのマットレスのほうがよいでしょう。
マットレスはいつも同じ所に負担がかかっているため、その部分が弱くなってきます。
それを防止するために、ローテーションといって、上下と前後を入れ替える作業が必要になります。これは三ヶ月に一度やるのが理想的だといわれています。三ヶ月経ったら、寝具をはずして、マットレスを180度回転させて足の側を頭にします。そしてまた三ヶ月経ったら、今度はマットレスをひっくり返して、表と裏を入れ替えます。
けっこう大変ですが、これでマットレスが長持ちします。
それから、もうひとつ気をつけたいのが搬入です。せっかく買っても玄関を通らなかったということがありますので。
とくにマンションの上階に住んでいる方は必ず玄関やエントランス、エレベーターのサイズを測ってからベッドを買いに行くのがよいと思います。
睡眠の質は生活の質を大きく左右しますので、くれぐれもベッドは慎重に選びたいものですね。