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人間関係をスムーズにする「言葉づかい」【クッション言葉編】
- 2015/6/18
社会人たるもの、「言葉づかい」には気をつけたいもの。正しく、思いやりのある「言葉づかい」には、人間関係をよりスムーズにする力があります。ここでは、相手に言いにくいことを伝える場合や、何かをお願いする場合に重宝する「クッション言葉」を使いこなすコツをご紹介します。
「クッション言葉」について、もう一度おさらい
クッション言葉とは、肝心な用件の前に添えて使われる、文字通りクッションのような役目をする言葉のことです。特にビジネスシーンでは、相手の不快感を和らげたり、こちらの優しい印象を与えたりするために、広く使われています。例えば、「ご確認ください」の前にクッション言葉である「お手数ですが」をつけると、用件だけを記した事務的な印象が、相手を思いやった柔らかな印象に。メールのやりとりが多い現代のビジネスシーンでは、クッション言葉が使いこなせると「きちんと考えてメールの文章を作っている人」、つまり、洗練された大人であるという評価にもつながります。
相手に依頼、お願いをする時
依頼する時だけでも数々のクッション言葉が存在します。また、細かなシチュエーションによっても使い方が異なるもの。自然に使い分けができるようになりたいですね。
双方ともに、相手がやるべき作業だと了解していることを頼むとき
「恐れ入りますが」「お手数をおかけしますが」「恐縮ですが」…など相手マターの作業であっても、このようなクッション言葉を入れることで、語気がやわらぎ、気遣いをアピールできます。
相手にやるかやらないかの選択肢がある作業をお願いするとき
「もし可能でしたら」「差し障りがなければ」…など。この場合は、「●●●●をご手配いただけますでしょうか」と、推量の助動詞で締めます。疑問形ではないので、間違っても「?」はつけないでください。
自分のミスなどにより、相手に作業が発生した場合
「申し訳ありませんが」「ご迷惑をおかけしますが」…など例えば、添付データを紛失してしまって再送をお願いする、という程度ならこのようなクッション言葉で充分です。が、もし相手に負担をかけるようなお願いの場合は、クッション言葉で済ませず、別の文章で「大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」としっかりお詫びしましょう。
相手の依頼をやんわりと断る時
最もクッション言葉が活躍するのが、依頼されたことを拒否する場合。「お断りさせていただきます」だけだと冷たい印象を与えてしまいがちですが、その冷たさを和らげるためにぜひクッション言葉をつけましょう。
感謝の気持ちを付け加える
「身に余るお言葉ですが」「ありがたいお誘いなのですが」「せっかくですが」…など「私に頼んでくれてありがとう、でも…」という気持ちが伝わるクッション言葉です。
断る自分を下げる
「誠に勝手を申し上げますが」「力不足で申し訳ございませんが」…など自分の都合や至らなさから、断らざるを得ないというニュアンスです。
相手の意見に反論する時
なるべく角を立てずに反対意見を述べたい時にも、クッション言葉が重宝します。「お言葉を返すようですが」「おっしゃることはわかりますが」「そのようなご意見はごもっともですが」…など「あなたの意見を真摯に受け止め、納得している。でも私は別の意見を持っている」というニュアンスです。このようなクッション言葉を使うことで、相手を気づかったスマートなディスカッションができることでしょう。