夫婦喧嘩のもと!家事分担について夫と話し合うコツ
- 2017/6/9
結婚前、彼の部屋が散らかっていたために彼女風を吹かせて片付けてあげたことはありませんか。恋人同士ならそれもまた二人の仲を盛り上げる楽しいエッセンスかもしれませんが、結婚し子どももでき、妻が働いているという条件での結婚生活で、夫が散らかした部屋を自分で片付けることがないような状態では、妻のイライラはたまる一方です。家でなにもしない夫に不満をつのらせて、憎しみすら覚える前に、結婚前、もしくは子どもができる前に部屋の片づけだけでなく、家事分担について夫とを話し合いましょう。以下、話し合うポイントについてお話します。
【1.家族の目的から家事を再構築しよう。】
夫と家族の目的を再確認します。家族の目的とは、だいたい以下の3つに大別できます。
・癒しを得る
・子供を生み育てる
・助け合う
「癒しを得、子供を生み育て、助け合う」ことが家庭の目的だとするのなら、それらの目的を達成するための作業は夫婦で協力すべきという考え方も可能です。では、これらの目的の成果を出すために、家事をとらえ直してみてはどうでしょうか。そのためにもまず、一度家事を洗い出してみましょう。家事とは以下の4つに大別できます。
・炊事
・掃除
・洗濯
・その他(ゴミ出しなど)
家庭が癒しの場であるためには、ある程度家の中がきれいである必要があるでしょう。さらに、子供を産み育てていく上で、清潔な住環境を子どもに提供することも大切です。妻の時間も夫の時間も限られています。その大切な資源をどこに集中させていけばよいのか夫を話し合うのです。例えば、炊事は、買い出しや、献立を立てること、料理、片付けに分解できます。夫婦で話して、得意な方に作業を振り分けるようにするとお互い負担がすくなくなります。
【2.家事作業についてリストアップする】
夫が家事を手伝ってくれないという不満を夫に理解してほしい妻は、だいたいそのような「ムード」を理解してほしいと願っています。しかし、「ムード」を夫が自然に察してくれるということは、いつまで待っても難しいでしょう。夫に何がどう困っているのか、的確に伝えずに雰囲気で察してほしいというのは無理な話なのです。ですので、家事については「見える化」しましょう。妻が朝起きて夜寝るまで、一体何と何と何をしているのか、家事作業すべてをリストアップするのです。一日分の家事をリストアップすると、膨大な量になります。ひとつひとつの作業は単純であるがゆえに、夫は「家事なんて簡単だろ」などと考えています。しかし、膨大さについての夫は理解していません。膨大な量のリストを「見える化」し、夫に提示することで、やっと夫は妻の家事の大変さの一端を知ることとなるというわけです。
【3.修復不可能なところに行きつく前に】
結婚生活の家事分担について、一番コワイのは、夫が家事を手伝ってくれないことに妻が恨みをつのらせ、手伝ってほしいということも「どうせ言っても無駄だ」とみなして何も言わなくなり、突然夫への堪忍袋の緒が切れることです。それなら、最初から家事分担について話合っておく方がお互いのためだと思いませんか。
【さいごに】
家事分担について、お互いのために話し合おうと提案しましたが、むしろそれは、夫のためでもあると考えた方が妥当かもしれません。なぜなら妻が「夫に言っても無駄だ」として何も伝えようとしない間、夫は妻の気持ちをまったく知らずのんきに構えているからです。恨みを募らせた妻が突然離婚をつきつけても、ずっとのん気に構え続けていた夫は、妻の離婚を翻すスキルを一切持ち合わせていないので、いくら夫がやり直したいと願っても、修復不可能です。そうならないためにも、日頃から夫と家事分担についてよく話し合っておきたいところです。