丁寧に暮らしたい 手づくり生活ことはじめ 甘酒を作ってみよう
- 2016/10/11
毎日を丁寧に生きる、ベニシア・スタンリー・スミスさんやターシャ・テューダーの手づくり生活にあこがれ早幾年。本を買い集め、ベニシアさんの番組をあこがれのまなざしで見つめる私に夫が一言、「そういう番組よく見てる割に、あんまり手づくりしないよね」。…返す言葉がございません。
手づくり上手になりたいけれど、実際にやるとなると、ちょっと億劫。でも、できることから少しずつ。一緒に手づくり生活、はじめませんか?
■飲む点滴、栄養たっぷり甘酒
米を麹(こうじ)のパワーで発酵させて作る甘酒は、暑い日の夏バテ予防にも、あたためて飲む冬のほっこりドリンクにもぴったり。自然の作る優しい甘さに心も体も喜びます。甘酒といってもアルコールは含まず、ビタミンB類や必須アミノ酸、ブドウ糖といった豊富な栄養素を含み、飲む点滴とも呼ばれます。疲労回復だけでなく、食物繊維と発酵パワーで腸内環境を整え、美容にも効果大です。
■簡単! 甘酒の作り方
栄養たっぷりな甘酒は最近注文が集まり、スーパーなどでもよく見かけるようになりました。この甘酒、材料はとてもシンプルでお米と水と麹だけ。家庭でも簡単に作ることができます。
(用意するもの)
・米…1合
・水…炊飯器の2合の目盛分
・麹…1カップ(約125グラム)
(1)1合を炊飯器の釜に入れ、2合の目盛まで水を加えて柔らかめのご飯を炊く
(2)炊きあがったら混ぜて、60度くらいに冷ます
(3)よくほぐした麹を入れて混ぜる
(4)炊飯器のふたを開けたまま布巾をかける
(5)発酵具合を見ながら、1~2時間ごとにかき混ぜる
(6)6~8時間待てば完成(暑いと早く、寒いと長くかかります)
★70度以上になると、発酵しすぎてすっぱくなってしまうので、注意してください。
★お米の粒が気になる場合は、ミキサーやフードプロセッサーにかけるとなめらかになります
■甘酒活用レシピ
できあがった甘酒は、冷蔵庫で1週間、冷凍なら1カ月ほど保存できます。そのまま飲んでもコクがあってとても美味しいのですが、色々な料理に活用することもできます。
・甘酒スムージー
甘酒:豆乳:好みのジュース=1:1:2で混ぜるだけ。ジュースはお好みですが、りんごは誰にでも好まれる味になると思います。ジュースの代わりに果物を加えてミキサーにかけると更に美味しくなりますよ。我が家の子供たちにはバナナと缶詰のミカンを加えたものが大人気でした。
・甘酒ぜんざい
甘酒1カップと豆乳1カップをなべにかけて、こしあんを大さじ2~3加え、かきまぜながら弱火で沸騰直前までかきまぜます。あたたまったら、焼いたおもちを載せて完成です。夏場は、こしあんの代わりにココナッツミルクを加え、冷たいままでエスニックなぜんざいにするのもオススメです。この場合は白玉だんごが合います。タピオカと缶詰のフルーツを加えると、更にエスニックな味わいに。
これら以外にも、パンを焼く時に水分の半量を甘酒に替えると、チーズのようなコクのある美味しいパンができます。煮詰めてミルクジャムのようにしても、濃厚でとても美味しいですよ。