便秘に悩む方必見 食物繊維が便秘を悪化させる!?
- 2017/2/1
便秘は美容や健康の大敵です。便が出ないことによって太りやすくなったり、肌荒しやすくなったり、恐いのが大腸がんの危険性もあるということです。だけど、そんな便秘にも有力な救世主がいます。ご存じ、食物繊維です。でも、この食物繊維も摂取の仕方を一歩間違えると逆に便秘を悪化……なんてことに。なので、今回は便秘を改善するために正しい食物繊維の摂取の仕方をお伝えします。
【食物繊維は2種類ある】
食物繊維には水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維の2種類があるのを皆様は知っていたでしょうか?実は便秘解消に食物繊維は効果があると言われていますが、間違った食物繊維の摂り方をしていると逆に、症状を悪化させてしまいます。大事なのは、水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく摂取することです。
水溶性の食物繊維を多く含む食べ物・・・こんぶ、わかめ、こんにゃく、イチゴ、寒天
不溶性の食物繊維を多く含む食べ物・・・トウモロコシ、キノコ全般、かぼちゃ、アボガド
二種の食物繊維のバランスがいい食べ物・・・納豆、ゴボウ、オクラ、ライムギパン
【不溶性の食物繊維の摂り過ぎは便秘を悪化させる】
キャベツは食物繊維だからきちんと摂取しておけば便秘改善!!というのは大間違いです。何故なら、不溶性の食物繊維は水分をもたないため便を硬くしてしまうからです。
確かに、キャベツばかりを食べていた頃は、お腹のハリが気になったり、最初は調子がよかったのですが日に日に便の出が悪くなってしまった気がします。
その症状の理由は、不溶性の食物繊維の力でせっかく便を作り、身体の外へ出す準備をしているのに、便に水分がなく硬いためお腹の中に溜まったままになるからです。便の量は増えるのに外には出せない……お腹が苦しくなるわけです。
【2種類の食物繊維をバランスよく摂取】
不溶性の食物繊維が水分を持たないため、便が硬くなり便秘になってしまうのであれば、必要なのは水分ですよね。だからこそ、水分を含む水溶性の食物繊維の摂取もバランスよく摂取することが大事なのです。不溶性で便を作り、水溶性で便をやわらかくして外に出す。ミラクルなコンビネーションです。
【食物繊維のみは結局、便秘】
散々、2種類の食物繊維をバランスよく摂取していれば、便秘なんて恐くない!!と述べているのに、話が違うじゃない?と思われますよね。ですが、食物繊維の力にも限度があります。例えば、筋肉の問題です。便を出すためには腹筋が必要です。そのため、筋肉を増やす効果を持っている肉も摂取をすることが大事です。それに、肉には動物性脂肪が含まれているためこれも、便をやわらかくしてくれる効果があります。ですが、肉も食べ過ぎると便秘の原因になるので注意しましょう。
結局は便秘の解消のためにも大切なのは、栄養のバランスを偏らせないということです。赤、緑、白、茶、彩りのいい食事はバランスがとれている証拠です。料理を作る時には食材の色にも気を遣うと、自然と健康的な料理が出来るでしょう。是非、便秘でお悩みの皆様も実践してみてください。