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こんなにある!乳酸菌の健康効果
- 2015/9/24
スーパーに買い物に行けば、ヨーグルトのセクションに「生きて腸まで届く乳酸菌」といううたい文句で販売されているヨーグルトを良く見かけます。ヨーグルトと言えば乳酸菌が豊富で腸内環境を整えてくれる健康食品の代表ですが、整腸作用以外にも乳酸菌の効能はたくさんあるのをご存知ですか。今回は乳酸菌の健康効果をまとめてみました。
【善玉菌と悪玉菌】
健康に良いと言われる乳酸菌ですが、いったいどんな風に私たちの身体に作用するのでしょうか。
私たちの腸の中には、100兆個の腸内細菌が生息しています。その中には私たちの身体にとって良い働きをする善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌、そしてそのどちらでもない菌が住んでいます。この善玉でも悪玉でもない菌は「日和見菌」と呼ばれ、腸内に善玉菌が増えると善玉菌のような働きをするのですが、逆に悪玉菌が優勢になると悪玉菌のように悪さをする菌です。
悪玉菌は腸内のたんぱく質を発酵腐敗させ、発がん性物質や有毒ガスを発生します。これら身体に有毒な物質は、腸壁から血液中に吸収され全身をめぐることになります。そして、肌トラブルや体臭・口臭の原因になります。同時に腸の働きを悪くするので便秘や下痢を起こしやすくなります。
【乳酸菌の働き】
乳酸菌は善玉菌の代表的な菌です。乳酸菌を摂取すると腸内の善玉菌が増えることが期待できます。腸内が善玉菌優勢になると次のような健康的効果が得られます。
1.便秘の予防や解消
善玉菌が腸内環境を整えてくれるので、腸の働きが正常になり、便秘や下痢などの問題が解消されます。
2.美肌・ダイエット効果
悪玉菌が作る有毒物質が減少されることで、肌に栄養素が行きわたり、代謝が良くなります。また、むくみなどの問題も起こりにくくなるのでダイエット効果があります。
3.風邪やインフルエンザ予防
一部の乳酸菌には、免疫細胞であるNK細胞の働きを活発にする作用があることが分かっています。もともと腸には免疫細胞が集中していて、腸内環境によって、そのひとの免疫機能は左右されます。乳酸菌は腸を元気にすることで、免疫機能を整える効果があります。そのため、風邪やインフルエンザにかかりにくい体質へと改善してくれるのです。
4.花粉症予防
花粉症というのは私たちの身体の免疫細胞が過剰反応して起こるものです。善玉菌の働きに免疫機能を正常に整えることがありますので、乳酸菌を摂取することで、花粉症などのアレルギー症を予防することができます。
【まとめ】
こんなに健康に良い乳酸菌ですが、通常はそのまま食べても胃酸で死んでしまい、腸までたどり着かないと言われていました。しかし最近の研究開発で発見されたのが「生きて腸まで届く乳酸菌」です。乳酸菌の健康効果を狙って食べるなら、これらの乳酸菌が配合されている商品を選びましょう。