本当におしゃれな女性とは、雨の日にこそ、新しい靴をおろすもの

  • 2016/9/5

何とも粋な発想ですが、理想と現実の間には、薄いけれども硬い壁がたちはだかっています。低気圧になると、髪はまとまらないし、肌はベタつきがちになり、化粧乗りもいまいち。おまけに、服や靴が傷むペースが早くなるのも憂鬱。こんな日は、引退寸前の一番古株の靴ででかけると、そんなときに限って、意外な人に会ったりするものなのです。「ああ、間が悪い」と、思わず、ため息をつきたくなりますよね。とはいえ、念入りに手入れをして、長く使い続けたい大切な小物も多いもの。雨が降っても、センスの良いスタイルをキープするのは、やはり、難しいのでしょうか。

いいえ、こんなときだからこそ「レイン・シューズ」と「レイン・コート」が大活躍するのです。どうせ、消耗品だと割り切って「レイン・グッズ」は安物ですましている方も多いかもしれません。けれども、他の人があまり気にかけていないアイテムだからこそ、ちょっと工夫するだけで、ずいぶん、洗練されたおとなの女性に近づけるチャンスかもしれません。

「滅多に使わないものに、お金をかけたくない」
「汚れるための小物なのに」

という意見は、もっともだと思います。しかし、あまり頻繁に活躍するアイテムではないからこそ、たとえ、条件の悪い日専用にしたとしても、長持ちするのです。だから、逆説的な発想になりますが、ここはある程度、上質なものを選ぶと、かえってお得かもしれません。

それに、普段履く靴や、コートを購うには、かなり値がはるブランドであっても、「レイン・グッズ」であれば、手が届くプライスで展開しています。とくに、天候が不安定な「イギリス製」のものは、さすがに上質で機能性に優れています。また、「雨の日専用」とうたっているだけのことはあり、軽く丈夫で、お手入れも簡単なのが嬉しいところ。

というわけで、まず、「レイン・シューズ」や「レイン・コート」をそろえて、履き心地や、使い勝手の良さを体感してみてください。そして、傘も、コンビニ・エンスストアで売っているビニール傘だけでなく、一本は、骨格のうつくしいものが欲しいというのが本心でしょう。開いても、閉じてもエレガントな傘ならば、細くたたんだ状態で、腕にかけて持ち歩くだけでも誇らしい気持ちになります。「雨の日なのに」ではなく「雨の日だからこそ」明るい気分で颯爽と街を歩きたいものですね。

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