健康的にダイエットライフを楽しもう!【炭水化物コントロール編】
- 2015/7/14
一口に「ダイエット」と言っても、その方法は星の数ほどあります。中にはリスクが高かったり、後で後悔するような間違った方法も。流行の方法に惑わされず正しい知識を身につけて、健康的に、リバウンドなしのダイエットライフを楽しみましょう!今回は多くの人が試して、挫折した経験を持つ「炭水化物抜きダイエット」についてです。
「炭水化物抜きダイエット」の落とし穴
ひと昔前に流行った炭水化物抜きダイエット。モデルやアスリートにはまったく炭水化物をまったく摂らないというストイックな人も多くいます。が、これは職業にかかわるからこそできること。一般の人は挫折して当たり前なダイエット法なのです。
炭水化物抜きダイエットを勧める専門家によると、炭水化物は体の中で最初に消費されてしまうため、体についた余分な脂肪を燃焼するには炭水化物の摂取を抑えるのが一番だという理論。確かに、主食を抜くと面白いほど痩せていきますが、ご飯やパン、麺類のおいしさにはどうしても勝てないものです。ほとんどの人が挫折したのは、我慢が多すぎる点にあったのではないでしょうか。そして挫折後、普通の食生活に戻ると、たちまちリバウンド。それどころか、以前より太ってしまったと嘆く人が多いのも炭水化物抜きダイエットの特徴です。
逆に、炭水化物を一切摂らないのは健康面で問題があると指摘する専門家の声も多くあります。
1)脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまい、基礎代謝が低下する
2)エネルギー不足で力が出ない、疲れやすい
3)肌があれる
そもそも炭水化物は、脂肪を燃やす薪のような働きをしています。完全に抜くのではなく、摂り方をコントロールするのが賢いダイエット法です。
「炭水化物コントロール」で着実にダイエット
もっとも実践しやすいのは、夕食だけ炭水化物抜きにするという方法。その分、野菜を増やして、夕食だけはヘルシーでバランスのいい食事にしましょう。大好きなご飯、パン、麺類などは、活動で消費しやすい朝、昼に食べるようにすれば、我慢しすぎずストレスも抑えられます。よく、「夕食は何時までに済ませた方がいい」というアドバイスをする専門家がいますが、人によって寝る時間が異なるので、あまり「何時まで」にはこだわらない方がいいでしょう。お腹が空いて眠れなくなったり、我慢できず寝る直前に夜食を食べてしまうリスクがあります。おすすめは、寝る時間の4~6時間前には夕食を済ませること。お腹が空く少し前に寝るようにすれば、それほど辛さを感じることなく朝食まで半日間のプチ断食ができ、ダイエットに拍車がかかります。
また、甘いものが食べたい場合は、間食するのではなく、朝か昼の食事の最後に続けて食べるようにするのも炭水化物コントロールのコツです。朝食、昼食も、甘いものまで含めて腹八分目で済ませるようにすれば、さらに効果的です。